ステラリス 開発者日記 第131回 メガコーポレーション

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更新情報

2018/10/28

フォーラム内のやり取りを更新しました。


パラドックス社の公式フォーラムに
ステラリスの開発者日記 第131回が掲載されています。

Stellaris Dev Diary #131 - MegaCorporations
Hello everyone and welcome to another Stellaris development diary. Today marks the first dev diary about MegaCorp, the m...

今回は昨日突如発表された新DLC、MegaCorpとステラリスVer2.2 Le Guinアップデートに関するお話です。

MegaCorp発表の紹介はこちら。

Stellarisの新DLC MegaCorp が発表されました+既存DLCの強化も
Steallrisの新しいDLC「MegaCorp」が発表。経済や貿易に焦点を当てた内容となっています。また既存の2つのDLCに対して無償で強化が行われることになりました。
以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。

※当記事内の画像はフォーラム内のものを引用。

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ステラリス 開発者日記 第131回 メガコーポレーション 2018/10/25

今回の日記担当はいつものWizさんです。

冒頭のお知らせ

みなさんこんにちは、また別のStellaris開発者日記へようこそ。

今回はVer 2.2 Le Gin(ル=グウィン)アップデートに伴う主要な拡張であるMegaCorpに関する初めての開発者日記であり、トピックはMegaCorpの特色ある機能についてです。

以前も述べたように、紹介されるスクリーンショットは、開発中のビジュアル、インタフェースであり、数値はまだ最終的に決定された値ではありません。

メガコーポレーション

MegaCorporationは、MegaCorpに追加された新しい権限「Corporate」を使用するタイプの帝国です。

それは、ビジネスのように構成され、貿易に焦点を当て、背の高い建物で、大量のエネルギークレジットを生成する星間帝国です。

UtopiaとSynthetic Dawnで追加された他の2つの新しい権限とは異なり、Corporate権限は特別な倫理は持っておらず、むしろ正規の帝国倫理のあらゆる組み合わせをサポートすることができます。よってあなたはMegaCorpを、市民の福祉を尊重する平等主義共同体にもできます。

あなたの帝国の倫理にかかわらず、Corporateは寡頭制の選挙形式を採用しています。
候補者は、あらかじめ選ばれた候補者のリストから20年ごとに選出されます。

Corporateには特別な市民があり、また多くの利点と欠点があります。

MegaCorpsはより高い管理上限(あなたの帝国がどれほど大きくても、技術と統合コスト上昇のようなペナルティを受けることなく成長できる)となっていますが、一方でその上限を超えることで通常の帝国が受ける約2倍のペナルティを受けます。

これは、MegaCorpsが大規模な宇宙域を直接制御するのには適していないことを意味し、より少数で、より良品質のシステムと惑星を治める事に重点を置くべきです。

MegaCorpsには、それぞれ「エグゼクティブ」と「マネージャー」と呼ばれる特別な管理者と文化人ジョブの派生体があり、それらはトレードの価値を生み出すという効果を持っています。

Corporateの権限はDLCであるMegaCorpの拡張パックを持っている人のためのもので、古い ‘Corporate Dominion’市民を完全に置き換えます。
一方、Corporate DominionはMegaCorpを持っていない場合でも市民の選択として利用できます。

支店

MegaCorpsが持つ、領土を直接管理する事に対する欠点を補うため、他の帝国の惑星に支店を構えることができます。

支店は支配的なMegaCorpによって運営される惑星スクリーンの別の部分であり、MegaCorpは特別な企業ビルを建設することができます。

支店は通常、MegaCorpが商業協定に署名した正規の(非ゲシュタルト、非コーポレート)帝国の惑星でのみ確立することができます。

商業協約は、各帝国が他の帝国により収集された貿易価値の大きさに対して収入を得ることを可能にする、2つの非ゲシュタルト帝国間で締結された貿易協定です。
これは無料のル・グウィンアップデートの一部になります。

一方MegaCorpsの場合、MegaCorpがエネルギークレジットの一定額を支払うことで支店を設立することもできます。

支店は、所有しているMegaCorpの利益を、惑星に存在する貿易価値の量に基づいて生成するため、多数のポップスを持つ惑星が最も構築に適しています。

さらにMegaCorpは地上の25ポップごとに最大4つのコーポレート・ビルディング(企業ビル)を構築することができます。

コーポレート・ビルディングは、一般的に、Corpに何らかの修正(艦隊能力など)や資源の生産(合金など)を提供し、惑星所有者に何らかの改造(アメニティなど)やジョブの増加をもたらします。

多くのコーポレート・ビルディングはまた、惑星の所有者とMegaCorpの両方に利益をもたらす貿易価値を創出します。
しかし一般的なルールとして、MegaCorpは常に惑星の所有者より多くの利益を得ます。
支店はMegaCorpに対して少しばかりの帝国サイズ追加を行い、一般には人口密度の低い惑星に構築する価値はありません。

支店の設立には商業協定が成立している必要がありますが、商業協定を解除しても自動的に閉鎖されるわけではありません。

あなたの惑星でMegaCorpが確立されたら、取り除くのは簡単ではありません!

そのかわり、MegaCorpが「無免許」(商業協定の締結状態が有効な状況でない)の支店を持つ惑星を持つ帝国は、戦争で成功すれば、その帝国にあるすべての支店を閉鎖する「売却」の機会を得ます。
そして閉鎖されるオフィスごとにエネルギー通貨を得た上で、帝国内のすべての支店事務所を取り除くことができます。

ただし、MegaCorp側が攻撃者を降伏させれば、攻撃者はMegaCorpの子会社になることを強制されます(詳しくは下記を参照してください)。

子会社

子会社は、MegaCorpsのみで利用可能な特別な種類の項目であり、他のすべての通常の形式の臣民状態(朝貢、属国、保護国)を置き換えます。
子会社は何らかの外交的独立性を持ち、新しいシステムに拡大するため独自に戦争を行うことができますが、戦争ではMegaCorpに加入し、エネルギー所得の25%をMegaCorpに支払う必要があります。

子会社を統合することはできません。

MegaCorpsにはよりシンプルな「通常の」市民に加えて、ゲームプレイを変える2つの市民特性、 Criminal Heritage(犯罪遺産) 、Gospel of the Masses(大衆の福音)があります。

勝手に訳しただけなのでこれら2つの市民の日本語訳がこれでいいかはわかりません(´・_・`)

Criminal Heritage(犯罪遺産)

Criminal Heritage(犯罪遺産)には倫理要件はありませんが、ゲームが始まったら追加または削除することはできません。

MegaCorpは商業協定には参加できない犯罪組織になりますが、他の帝国の拠点を支配する必要はありません。

支店の収入は犯罪レベルが高くなるほど所得が増えます。また、惑星の犯罪を増やす独自のコーポレート・ビルディングがあります。

犯罪企業の建物は、惑星の所有者がもしも惑星上の犯罪要素と共存することを選択した場合、完全に否定的な存在とはならなくなります。

法執行機関を多用することによって犯罪組織に対抗することも可能です。
犯罪率が低下し、Criminal Heritageの収入が低下する過程を経る事で惑星で犯罪組織のビルを閉鎖しビルを建てさせないようなイベントが発生可能となります。

Gospel of the Masses(大衆の福音)

Gospel of the Masses(大衆の福音)は精神的な倫理を必要とし、ゲームの開始後に自由に追加したり削除することができます。

それはMegaCorp(巨大企業)をMegaChurch(巨大教会)に変え、精神主義の魅力を大幅に向上させ、貿易の増加の形で彼らの惑星や支店の惑星でスピリチュアル・ポップから経済的利益を得ます。

彼らは特別な寺院を支店のある惑星に建てて精神的な魅力を高め、MegaChurchと惑星の所有者の両方に精神的なポップと経済的利益をもたらしますが、精神主義ポップスの出現を願っていない帝国は、MegaChurchが彼らの惑星に対して足場を得ることを許可する前に、慎重に検討するかもしれません。

Criminal Heritage(犯罪遺産)とGospel of the Masses(大衆の福音)は自由に組み合わせることができます。

これが本日のすべてです!

来週はMegaCorpの拡張に関連する、エクメノポリスと新しいメガストラクチャについて説明します。


以上

フォーラム内のやり取り

※フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介。各回答(A)側はStellaris開発マネージャーのWizさんのものです。

※まだめぼしいものが出ていなかったので、また何かあったら追記したいと思います(追記しないかもしれない)。

Q:犯罪遺産のメガコープの支店を取り除くために戦争を行った場合、戦争終了後にまだ支店を作ってしまうような事態を防ぐような停戦方法はありますか?

A:継続中の戦争や、あるいは惑星所有者との間に有効な停戦状態が成立していれば支店を作ることはできません。


Q:戦争の可能性のない「狂信的な平和主義」の帝国をプレイする場合、MegaCorpから支店を取り除くにはどうしたらいいですか?
商業協定に署名しない事をもって、犯罪シンジケートへの対抗策というのは何か違うと思います。

A:その場合、大量の執行者を使うことで犯罪シンジケートへの対抗策となります。
ですがそれは犯罪シンジケートを立ち退かせる事を保証する方法ではありません。


Q:「現状維持平和」の協定は、支店を撤退させるための戦争でどのように作用しますか?

A:支店は閉鎖されますが、MegaCorpはいくつかのエネルギー通貨を払い戻し、MegaCorpによって管理される地域は家臣化させる戦争のような「子会社」として分割されます。


Q:「子会社」はお互いに戦争をすることができますか?

A:はい。


Q:ゲーム開始後にコーポレート・オーソリティから通常の帝国に変更できますか?

A:はい。通常帝国からMegaCorpになったり、MegaCorpから通常帝国に戻ったりということが可能です。


Q:メガコープ状態から改革してそうでなくなった場合、支店はどうなるのですか?

A:閉鎖します。


Q:帝国内に犯罪組織ではないメガコープの支店を持つことは何かデメリットがありますか?

A:いいえ、特にありません。それらはお互いに有益であるはずです。


Q:惑星ごとに1つの支店しか存在できないのか?

A:はい。ただし別のメガコープのの支店は存在できます。


Q:友好的なゲシュタルト意識の帝国と商業協定を結べないのはなぜか?
ゲシュタルト意識は「商業的に他の帝国と協力することが有益である」と認識できるほどスマートでなければならないと思います。

A:ゲシュタルトは民間経済を持たないので貿易価値を生み出すことはありません。


Q:通常のプレイヤー帝国はメガコープの臣下を持つことができますか?

A:メガコープの臣下を持つことができます。しかし、今の所明示的に作成する方法はありません。


Q:テクノロジー研究によって取得する支店の建物はありますか?

A:我々はまだメガコープの建物を作っていませんが、テクノロジー研究に関連するものが登場する可能性は非常に高いです。


Q:異星人嫌いのメガコープを作ることはできますか?

A:はい。あなたは異星人嫌いのメガコープになることができます。


以上です。

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第131回の紹介でした。

昨日発表されたMegaCorpに関するトピックでした。
巨大企業でのゲームプレイというこれまでとはガラッと違った遊び方ができそうですね。

ところで昨日の投稿で書いた既存2DLCのパワーアップについては一切触れられず・・・。
パラドからメールが来たので実際にやるとは思うんですが、公式からなんか一言ほしいところです。

それではまた( ✧Д✧) カッ!!