パラドックス社の公式フォーラムに
ステラリスの開発者日記 第103回が掲載されています。
今回は Civic(市民)、Ascension Perk(アセンションパーク)についての話題です。
※当記事内の画像はフォーラム内のものを引用しています。
以下開発者日記を意訳したものです。
ステラリス 開発者日記 第103回 市民、アセンションパークの変更と追加 2018/2/1
冒頭のお知らせ
今日は、Civic(市民)、Ascension Perk(アセンションパーク)の話題で、Apocalypse拡張と2.0 ‘Cherryh’アップデートについて話を続けます。
(市民説明用の)プレースホルダー画像は市民のアイコン説明のためのもので、リリース時の外観とは異なりますのでご注意ください。
変更されたアセンションパーク ※Cherryhアップデートの機能
Cherryhアップデートには、既存のアセンションパークに関する変更がいくつかあります。
開発者日記第94回で述べたように、アセンションパス、ハビタット、メガストラクチャを除くすべてのユートピアDLCのアセンションパークは基本ゲームに組み込まれます。
そのため生物学的アセンションパークの変更以外はこれらの変更がすべてのプレイヤーに影響を与えます。
Interstellar Dominion(恒星間の支配権)
Cherryhでの様々な仕様変更に伴い、国境線の拡張や国境範囲に関する変更は削除され、このような効果を他のものに置き換えることが余儀なくされました。
それぞれが元あった場所で同様に置き換えられるのではなく、効果が置き換えられる場所やゲーム全体のバランスといった両面に適した、さまざまな変更を加えました。
Interstellar Dominion(恒星間の支配権)は拡張に焦点を当てたアセンションパークという位置付けのまま、新しいスターベースとクレームの両方の影響力を-20%削減する効果となります。
Mastery of Nature(自然への精通)
Mastery of Nature(自然への精通)は奇妙なアセンションパークになってしまいました。
Mastery of Nature(自然への精通)はもともと惑星の障害物タイルを取り除くコスト削減を目的に設計されていましたが、これでは明らかに効果が見劣りしていたたため、すべての障害物タイル除去テクノロジーを自動ロック解除する機能を追加することで強化しました。しかし今度は強すぎる結果となりました。
そこで、今度は障害物タイル除去コストの半分を取り除くという仕様に再調整しました。
その結果、非常に強力な特権となりました・・・
が、しかし、これはプレイヤーが最初の選択肢としてすぐにMastery of Nature(自然への精通)選んだ場合に限ります。
最終的に私たちはまた製図板へと戻り、Mastery of Nature(自然への精通)をゲームのどの段階でも有用なものにリメイクし、拡張に目を向けられない帝国に対し、影響力利用の使い道を与えることになりました。
新しくなったMastery of Nature(自然への精通)では障害タイル除去テクノロジーを提供するのではなく、代わりに惑星のサイズを恒久的に増やすことができる惑星勅令を開くことができます。
惑星は、元々の惑星サイズに基づいて設定された量により、1~3のタイル数を増やします。例えばサイズ10の惑星は常にサイズ13の惑星になります。
これらの新しい地表タイルはランダムに生成された堆積物を有する。
These new tiles will have randomly generated deposits.
ですが、この「deposits」がタイルの障害物とも取れるしタイルの資源とも取れそうな気がしますが、どっちかは分かりません(・_・)
depositって堆積物と埋蔵物の両方意味があるようで・・・
直前までタイル障害物の事はblockerという表現で話が進んできているのと、depositsで複数形なので資源の方を言ってるのかなぁという気はするのですが・・・
World Shaper(惑星の加工者)
World Shaper(惑星の加工者)は非常によく使われるアセンションパークでした。
私たちはWorld Shaper(惑星の加工者)を単にテラフォーミングの強化効果にするのではなく、ガイアワールドをテラフォームするための要件に変更し、ガイア世界には、これまでの幸福ボーナスではなく、全体的な資源生産量ボーナス(Machine Worldsよりも低いですが)が与えられました。
この仕様変更の背後にある狙いとしては、より多くの異なるプレイスタイルにおいて、テラフォーミングに焦点を当て、ガイア世界をさらに特別なものへとすることがあります。
さらに私たちはバイオロジカルアセンションパスの特別な特性をより強化し、場合によってはコストを抑えました。
我々はまた、一般的な要素にもより多くの特性を追加し、ロボット製造にも別の要素を与えることを計画していますが、これはCherryhアップデートでは時間がなく間に合いませんでした。
新しいアセンションパーク ※Cherryhアップデート、Apocalypse拡張の機能
CherryhアップデートとApocalypse拡張の両方にいくつかの新しいアセンションパークを追加しました。
それらは次の通りです。
Eternal Vigilance (永遠の警戒) ※Cherryhアップデート
Eternal Vigilance(永遠の警戒)は守備側のプレイヤーに適しています。
Eternal Vigilance(永遠の警戒)は、スターベースと防衛プラットフォームの船体値を増加させ、スター・ベースにおける防衛プラットフォーム許容量も増えますので、より強力な静的防御を可能にします。
Nihilistic Acquisition (無政府主義の取得) ※Apocalypse拡張
Nihilistic Acquisitionはゲシュタルト意識、権威主義者、異星人嫌いが利用可能です。
急襲軌道爆撃の方針が利用可能で、Popを殺すのではなく自分の惑星タイルで利用するためPopを拉致しようとします。
またハイブ・マインドまたは機械帝国の場合はあなたが労働力として使うために他の帝国の人口…または家畜/電力を強奪することを可能にします。
Enigmatic Engineering (謎のエンジニアリング) ※Apocalypse拡張
Enigmatic Engineering(謎のエンジニアリング)は秘密のハイテクプレイヤーのため、プレイヤーの船が戦闘からデブリを発生させないようにし、あなたのテクノロジーのリバースエンジニアリングを不可能にします。
また帝国の知識に対する執念を表現するため、センサー範囲にボーナスを与えます。
Apocalypse拡張には、開発者日記第100回で述べたようにColossiを設計して構築するために必要な、Colossus Project アセンションパークがあります。
New Civics (新たな市民) ※Apocalypse拡張
最後に、Apocalypse拡張にはいくつかの新しい市民がいます。
彼らは次のようなものです。
Post-Apocalyptic(ポスト黙示録)
あなたの帝国はあなたの故郷を荒廃させた核戦争の余波が残る中、生まれました。
あなたは希少資源下の墓の世界(死の惑星)から始まりますが、あなたの種は生存者の特性を持ち、リーダーの寿命は+10、死の惑星への居住適正は+70%となります。
Life-Seeded (ライフ・シード)
あなたの種はあなたの種のために設計された緑豊かな楽園で進化しました。
あなたは25サイズのガイア世界からスタートしますが、すべての非パーフェクトな環境で0%の居住性を持つ「Gaia World Preference(ガイアワールド嗜好性)」の特性を持ちます。
(パーフェクトとは、ガイアワールド、ハビタット、リングワールド)
Barbaric Despoilers(野蛮な略奪者)
この市民は、暴行的な立場が即座に利用できるようになり、自分たちのためにPopと資源を奪取する目的で隣人に戦争を宣言することを可能にする特別な「強奪事件」を即座に利用できるようになります。
この市民は軍国主義者と排他主義または権威主義者のいずれかの組み合わせを必要とし、受容主義では利用できません。
この市民の帝国はNihilistic Acquisitionのアセンションパークを取得することができず(彼らのために何も機能しないので)、防衛協定を結べず連邦に加わることもできません。
内向き志向や浄化主義と同様に、彼らは外交の代わりに適応性の伝統ツリーを手に入れます。
彼らはまた、平和主義者のような特定の倫理観を持つ相手からは軽度~中等度の態度ペナルティを受けます。
今回はここまで。
来週はCherryhアップデートとApocalypse拡張に関するまとめや、Cherryhアップデートに加わったマイナーな機能と改良について紹介予定です。
その次の週では完全なパッチノートが掲載され、その次の週は・・・リリース日です。
また近いうちにお会いしましょう!
以上
フォーラム内のやり取り
※フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介。各回答(A)側はStellaris開発マネージャーのWizさんのものです。
Q:Mastery of Nature(自然への精通)でより大きく成長するのは、大きい惑星なのか、それとも小さい惑星なのか?
A:より小さな惑星はより多く成長する。惑星タイル数は25を越えて増やすことは出来ない。
Q:Cherryhアップデートで「実績」の追加はありますか?
A:10個の新しい実績がある。
感想・まとめ
以上、Stellaris 開発者日記 第103回の紹介でした。
ユートピアDLCのメイン部分であるアセンションパークの数々が無料化されたことに対し、フォーラムで
「有料の物を買ったのに価値が落ちてしまう」
という意見を言ってる人がいました。私もこの人の言い分や気持ちはわかります。
が・・・、その意見した人はフォーラム内では敬虔なパラド信者達から寄ってたかってボコボコに叩かれていてなんだか可哀想でした。
あのフォーラムは排他主義者の溜まり場なのか・・・(´・_・`)
ユートピアの部分はちゃんと残して、無料分のアセンションパークは別途新規導入すれば一番波風が立たなかったと思うんですよね。
ユートピア内のコンテンツの効力がたとえ落ちたとしても、独自のものとして残してあれば、有料のものを買った!という意義がまだ残るんですけど、大部分を無料化してごっそりバニラ版にスライド~では不満が出るのも仕方ないかと思います。
まあ色々事情があるんでしょうけども。
正直、新規に考えたり作ったり調整するのがめんどくさかったんだろ、と思わなくもない・・・( -_-)
まあ2.0になったら、ユートピア有りとユートピア無しでまた色々試してみたいと思います。
その後で色々と見えてくるものもある事でしょう(・∀・)
それではまた( ✧Д✧) カッ!!