ステラリス 開発者日記 第337回 個性的な機械と機械帝国ゲームプレイのアップデート

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更新情報

パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第337回が掲載されています。

今回は新DLC The Machine Ageによって導入されるゲームプレイの変更点を取り上げています。

お断り:以下の記事はパラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
リリース後数年を経てStellarisに公式日本語が実装されたことに伴い、管理人が翻訳した開発日記登場の用語と実際にゲーム中に登場する用語・表現が一致しない事があるかと思いますがご了承下さい。
※画像等はParadoxフォーラムより引用しています。
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ステラリス 開発者日記 第337回 個性的な機械と機械帝国ゲームプレイのアップデート

今回の担当はStellaris ゲームディレクターのEladrinさんとGruntsatworkさんです。

はじめに

またお会いしましたね!
本日は機械帝国、個性的な機械、そして新たに機械のアセンションパスに加えられた一般的なゲームプレイの変更について見ていきましょう。
これらの一部にはまだプレースホルダのアセットが含まれており、数値はリリースまで調整され続けます。

では@Gruntsatworkに引き継ぎます。

機械およびシンセのゲームプレイの変更

歴史の特徴

The Machine Age DLCで機械帝国を作成する際に最初に目にするのは、機械種族に追加した歴史的特性でしょう。
これら0ポイント特性は、あなたのバックストーリーをもう少し選択することができますーつまりこれらはあなたの最初の目的を定義します。

あなたはもともと、研究アシスタント、会話型AIチャットボット、労働ボット、あるいは家事使用人のナニーボットとして生まれたのでしょうか?
比較的マイナーなボーナスを含む6つの背景から選択できます。
これらはゲシュタルト意識と個性的な機械の両方で使用できます。

他にも、専用の工学コアや社会学コア、デリケートなシャーシや希少なサブルーチンに統合された武器など、機械の生物学的特性に新しい特性や亜種がいくつか見られます。

武器を置いてください。猶予は20秒です。

機械、老朽化、および計画外の陳腐化

Stellarisにおいて不死性というのは興味深いもので、状況によっては (特にゲームが進むにつれて)、機械種族を標的にした事故や死亡イベントのために、理論的には「不老不死」のはずの機械リーダーが、年月が経つにつれて、通常の生物学的リーダーよりも実際にははるかに死にやすい状態になることがあります。

機械リーダーは代わりに寿命ルールを使用しますが、いくつかの追加の利点があります。

  • 真のやり手として、彼らのスタート年齢は5歳から10歳の間にあるので、30歳で20年の経験がある状態であなたの科学部門を管理することができます。
  • またすべての機械のデフォルトの寿命80年に+20年が追加され、基本寿命は100年になります。
  • これらは現在、寿命を延ばすテクノロジーや修正値の影響を受けています(たとえば、この開発者日記の後半で取り上げるアセンションパスのようなもの)。

要約すると、機械リーダーはランダムな死を恐れる必要がなくなり、追加の改善なしに100歳という熟年まで生きることができます。

しかしゲシュタルト評議会やいくつかの特別なアセンション特性のように、いくつかの形態の不死は保持されています。
すべての仮想マシンリーダーは不滅ですが、モジュラリティは、マシンに適用できる高度な寿命向上特性にアクセスできます。

ロボットにも同様のルールが適用されますが、ロボットの寿命は1歳から5歳で、機械のように+20の寿命ボーナスは得られません。

シンセ帝国と機械帝国になる両方の有機生命体帝国は、アセンションを完了すると新しい体を受け取ることを反映して年齢をリセットします。
やや逆説的ではありますが、これらの変更を総合すると機械リーダーは理論的に「不滅」だったときよりも、時間のテストに耐えられるようになるはずです。

居住性

居住性も変化しています。
すべての機械のベースとして+200%の居住性を持つことで、機械を使ってできることが制限されました。
たとえば、以前は機械をVoid惑星の住人にしたり、他の起源を使ったりすることができませんでした。
しかし代替気候への対応が容易な機械の特性を維持したいと考えていたため、現在の機械は、いくつかの重要な変更を加え、有機体と同様の居住性システムを使用しています。

  • 基本的にすべての機械は50%の居住性フロアを持っているので、どの世界でも居住性が50%を下回ることはありません。これが重要だと感じたのは、機械帝国はどこでもそれなりに植民地化できるという感覚を維持したかったからです。
  • 機械居住性の特徴は、特定の生物群ではなく惑星全体のカテゴリーをカバーしています。
    • まず、乾燥性、湿潤性、凍結性のいずれかを選択し、その特性に関連する3つのバイオームすべてに75%、その他の天然バイオームすべてに50%の基本的な居住性を与えます。
    • いつものように、これらの居住特性はロボット改造によって変更できます。
      ほとんどの機械帝国は、ゲーム開始時からロボット改造にアクセスできます。

      • Life-SeededやSubwaquatic Machinesのような起源は、Gaia WorldやOcean World Habitabilityからスタートし、居住性特性を変更するためにテクノロジーを研究する必要がありますが、機械として50%の居住性フロアは維持されます。
    • ライフスパンと同様、彼らは今、テクノロジーからのボーナス、アセンションからの余剰の居住性、新しい特性を得ます。
      また標準的な一連の居住性テクノロジーにもアクセスできるようになりました。

これにより、従来のプレイスタイルに近いニッチや組み合わせでありながら、新しいファンタジーを可能にするなど、シンプルながらもより繊細なゲームプレイ体験を提供できると考えています。(例えば、地下機械は100%の居住性フロアを持っているため、どこでも完全な居住性が保証されています。)

部分的な居住性メカニズムを使用することで、オーシャンパラダイスなどの起源を使用できるようになった

同化

機械帝国にとって重要な生活の質の向上ーすなわち他の機械やロボットをあなたのメイン種族に同化させる能力をすべての機械帝国に拡張しました。

彼らは私たちと名前を共有したかもしれないが、私たちの特性は共有しなかった。これらの偽Zenakは、私たちの充電基準に従うことを含めて、すぐに本物のZenakになります。
(これは、私が強制的に生み出した帝国に注意を払わなかったことで得たものです。)

老化、居住性、同化の変更(および後述する起源の改善)はすべて、無料のVer3.12Andromedaアップデートの一部です。

個性的な機械

ゲシュタルト意識の機会知性体はもともとSynthetic Dawn ストーリーパックで導入されましたが、The Machine Ageによっても権威とほとんどの市民(Determined Exterminator、Driven Assilator、Rogue Serviter以外)がアンロックされます。

The Machine Ageでは、通常の権限、倫理、市民の選択を使用して、非ゲシュタルトの機械帝国を作成することもできます。
これらの個人主義的な機械は、全体的なゲシュタルト知性によって導かれていないため、独自の動機、欲求、失望を持っています。
個々の機械は、完全に認識されたシンセの機械のような幸福感を持ち、派閥を形成し、消費財を消費することになるでしょう。

非ゲシュタルト意識である彼らのリーダーの特性は標準的な内容から抽出されます。もちろんSubstance Abuser(薬物乱用者)のようなファンお気に入りのものも含まれています。

あなたが利用できるすべての倫理があれば、あなたの帝国は精神主義的な機械になることができ、劣った機械や有機体と比較して自分たちの精神的な優位性を正当化することができます。
あなたの派閥はあなたの機械的な存在に合わせて調整されています。
精神主義者のロボットがすべてのロボットを軽蔑するのは意味がないからです。(嫌いな人がいても大丈夫です。)

首都建物からロボット工学者を迎え、さらに生産量を増やすために組立工場を建設するオプションが追加されます。
これにはすべて合金のコストがかかるため、拡張、戦争、ポップアセンブリのいずれかを慎重に決定してください。

個々の機械は非常に能力が高く、独自のニーズを満たすことを望んでいるので、彼らは自分の帝国で有機体を許可する事に対して制限はなく、起源としてSyncretic Evolutionを選んででゲームを開始することさえできます。
そのため、彼らは食料生産や遺伝子組み換え、その他の有機生命体に焦点を当てたテクノロジーにアクセスすることができます。
帝国内に有機生命体がいなければ、これらのテクノロジーを利用する機会は激減するでしょうが、かと言ってゼロではありません。
あなたは少なくとも、ゲシュタルト意識の機械と比較して、肉体とその必要性について理論化することができます。

あなたの倫理と権限に応じて、あなたはあなたの帝国内の有機生命体や他の機械に、あなたが望むように権利を与えたり、権利を剥奪したり、奴隷にしたり、権限を与えたりすることができます。
壊れやすい有機生命体や仲間の機械を痛めつける能力の唯一の限界となるのはあなたの想像力の限界でしょう。

個々の機械は有機生命体帝国がアクセスできるほとんどの市民にアクセスできるだけでなく、戦闘ボットや静的研究分析のようないくつかの機械市民にもアクセスできます。

退廃的で常軌を逸した快楽主義的な犯罪ロボット?もちろんOKです。

機械で利用できる起源がさらに増加

Ver3.12 Andromedaリリースの一環として、私たちは起源について機械に対して制限を緩和できるものがあるかどうかを調べました。

Ver3.12 Andromedaリリースの時点で、機械帝国がアクセスできる起源の完全なリストは以下の通りです。

  • Syncretic Evolution (個人主義の機械のみ)
  • Life-Seeded
  • Post-Apocalyptic (放射性ローバー)
  • Void Dwellers (Voidforged)
  • Hegemon
  • Ocean Paradise (地下機械)
  • Subterranean (水中機械)
  • Arc Welders
  • Prosperous Unification
  • Remnants
  • Shattered Ring
  • Galactic Doorstep
  • Resource Consolidation (ゲシュタルト意識の機会知性体のみ)
  • Common Ground
  • Doomsday
  • Lost Colony
  • Here Be Dragons
  • Slingshot to the Stars
  • Imperial Fiefdom
  • Riftworld

Transformation Situationとアセンションパス​

The Machine Ageでは、個性的な機械とゲシュタルト意識の機械が3つの新しいアセンションパス(現在のSyntheticsツリーを置き換えます)にアクセスできるようになりました。
Synthetic Ageアセンションパークを受けることで、この重大な変革において彼らを導くための新しい状況(シチュエーション)が始まります。

仮想体

あなたのポップの大部分にバーチャルな存在を受け入れましょう。
クラウドからポップが作成され、ジョブが完了するとクラウドに戻ります。

サーバーを星の数ほど分散させるのはコストのかかる作業ですが、集中した努力は比類なきものとなるでしょう。

  • あなたのポップはツリーを進むにつれて強くなるユニークな仮想特性を獲得します。
    • 生産に対する巨大なボーナスを得ますが保有しているコロニーの数によって減少する。
    • 住宅使用量を90%削減
    • 居住可能フロアが増加
    • コロニーを増やせば増やすほど、バーチャル特性が弱くなり、維持コストが大きくなる
    • リーダーが不滅になる
  • 無形の仮想経済に焦点を当てるための新しいポリシーを得る
    • 選択しなかった2つのカテゴリーで苦しむものの、研究、統合、またはガバナンスに重点を置く事が選択可能。
    • 暗号化と復号化ボーナスを獲得
    • 追加の地区と地区からの追加の仕事を得る

ツリーを完成させると求人は必要に応じてすぐにバーチャルポップで埋められ、無職のバーチャルポップはオフになるので、ポップ限定のプレイスタイルから惑星限定のプレイスタイルへと移行します。

ナノテクノロジー

大きなものは小さなものからできています。

ナナイトの洪水になることで、帝国の構成だけでなく、経済や成長戦略も変化します。成長、悪用、複製です。

仮想マシンは高度なプレイスタイルを追求するかもしれませんが、ナノテクマシンは物理的なものに特化しており、オフホワイトや銀色の嵐のように銀河系にあふれています。

  • 次のものにアクセスできます
  • 基本資源をナナイトにし、ナナイトを高度資源に転換する方法
  • Terravoreの世界消費と同様に、コロニーをナナイトの世界に変えるという新たな決定を取得
  • 居住不可能な世界からナナイトを採取するための新しいスターベース建物
  • ナナイトを犠牲にして生産能力や戦闘能力を大幅に向上させるための新たな布告
  • 艦隊を強化するナナイト探査船

モジュール性

最も高度な特性は、最も高度な頭脳を必要とします。
Modularity(モジュール性)を採用することで、帝国は他の機械が理論化できている特性にアクセスできるようになります。
最も希少な資源は、強化された外殻に燃料を供給します。

  • あなたの冶金学者が生きた金属を生産する
  • 生きた金属を維持コストとして利用することで、ロボット工学者が強化される
  • 労働/単純ドローンが、司祭に相当するものによって強化される
  • 兵士と執行者がより多くの安定を与えより強くなる
  • 9つの高度な機械特性やいくつかの特性ピック、ポイント、改造コストの削減をアンロック
  • すべてのリーダーがシンセリーダーの特性を獲得

Synthetic Dawn DLCを持っているがThe Machine Ageを持っていない場合は、Syntheticツリーへのアクセスは維持されますが、伝統は再加工されます。
これらには、寿命、居住性、ポップアセンブリへのボーナスが含まれます。

抵抗は無意味だ

Synthetic Dawn DLCの所有者であれば、Driven AssilatorsによりThe Machine Ageにおける2つの先進的な権威、メモリアグリゲータとニューラルコーラスを獲得できます。
サイバネティックの伝統ツリーを完成させると、同化主義者はゲシュタルト意識内で許容される思考の差異に対するスタンスを決定するオプションを取得します。

これがニューラル・コーラスです。

機械帝国の船セット

先週の開発者日記では、Arc Weldersのスクリーンショットに機械帝国のコルベットを忍ばせていました。

次の画像は我々のアーティストがアレンジした機械帝国の船の「グラマーショット」です。

ついに機械帝国の船セットが完成しました。

来週について

来週は、The Machine Ageの市民と構造、および自動改造について説明します。

それではまた!


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介(全てを紹介するものではありません)。

こちらは現在管理人多忙のためしばらく休止します😥
できれば4月ごろから再開したいですが…。

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第337回の紹介でした。

日記を読むとThe Machine Age単独で使っても良いのですが、Synthetic Dawn DLCがあるとなお良さそうな感じですね。

ただこういう、他のDLCを前提としたコンテンツがあるDLCってのはリリースしないというのが5、6年ほど前Wizさんが責任者時代のステラリス開発陣のスタンスでしたが、その後方針が変わって今ではDLC横断的なものもどんどん増えてきています。

となるとユーザー側としてはDLCを揃えるコストも増えるわけでして、あまりそういう横断的要素ばかり増えてもなぁという気もします😥
まあその辺りを解決したければサブスクリプションサービスもありますよ!というのがParadoxの狙いなのかもしれませんが。

それでは( ✧Д✧) カッ!!