パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第330回が掲載されています。
今回は次回、Eridanusアップデートにおける修正点についてです。
ただし、今回取り上げられる修正はパラドックス社の開発陣ではなく、Mod制作者と協力して開発したものだそうです。
リリース後数年を経てStellarisに公式日本語が実装されたことに伴い、管理人が翻訳した開発日記登場の用語と実際にゲーム中に登場する用語・表現が一致しない事があるかと思いますがご了承下さい。
※画像等はParadoxフォーラムより引用しています。
ステラリス 開発者日記 第330回 Eridanusアップデートのコミュニティ修正
はじめに
皆さんこんにちは!
Ver3.11 Eridanusアップデートを最初に発表したとき、私たちはパッチについて、新しい機能よりもバグの修正に主に集中すると述べました。
イニシアチブの一環として、@PDS_IggyはいくつかのコミュニティのMod制作者に連絡を取り、彼らの修正のいくつかをベースゲームに組み込みました。
そこで今回は彼らの貢献に焦点を当てたいと思いました。
コミュニティの修正
以下のModによるいくつかの変更点は、Ver3.11 Eridanusアップデートでベースゲームに部分的に組み込まれている。
Ariphaos Unofficial Patch
AriphaosがFireprinceの支援を受けて開発したもので、他にも複数のModが組み込まれています。
- Risa非公式パッチby Risa
- alexrider 903によるバグ修正
- ECHOによるバグ修正
- RoverstormによるCommunity Flashパッチ
- jasonpepeによる修正値の修正
- SirBlackAxeによる非公式バグパッチ
- GlaviusによるGlavius AI
- OldEntのサポートを受けてSavlorによるStarNet
VanillaFixes
The24thDSのサポートを受けてHarinによって開発されました
場合によっては修正を再実装したり、さまざまな理由で一部の変更を含まないことを選択したりしましたが、問題の発見と修正を積極的に支援してくれたコミュニティに感謝します。
コミュニティから提供されたバグフィックスを適切に評価するため、パッチノートの中で該当するバグフィックスには¤の記号を付けています。
Ver3.11に組み込む予定のコミュニティ修正のリストは次のとおりです。
組み込まれるコミュニティ修正
改善
- ¤ ギャングスターは選ばれし者や伝説のリーダーを暗殺すべきではない
- ¤ ゾンビや神経ステープルされたポップが履歴書に嘘をついてスペシャリストや統治者になった場合、より早く降格されるべき
- ¤ 異星人嫌いの指導者はブレイン・スラッグを受け入れる可能性が半分になり、異星人好きの指導者はブレイン・スラッグを受け入れる可能性が2倍になった
- ¤ 戦略的資源を持つ惑星でスポーンしないように堆積物をクリアするアノマリーのスポーンロジックを改善。
バランス調整
- ¤ ローグ・サーヴァントのような他の種族を重要視する帝国は、ジェノサイドや死肉食を行うと余計に怒るようになった。
- ¤ ゲシュタルト帝国は、銀河市場にアクセスできることを条件に、マイナーなアーティファクトを販売できるようになった。
- ¤ マローダー船は今や、船サイズに対してほぼ十分な量の装甲を持っている。
- ¤ 難民はバイオトロフィーとして歓迎されるのであれば、ローグ・サーヴァントに喜んで逃げるべきとなる。
バグ修正
- ¤ Exel Corporationの戦争目標により、同盟国の惑星から守備側に属する支社も削除する
- ¤ 超不運なFTL以前の国は最初の機械の反乱を撃退すれば、もはや複数の機械の反乱を起こすことはできないはずだ
- ¤ 原子時計イベントは、1年が360日である優れたStellaris標準カレンダーの42年と3日後に正しくトリガーされるようになった
- ¤ 平等主義の議員がいるからといって、権威主義がこれ以上人気になるべきではない。
- ¤ 終盤の危機になるAI帝国は、覚醒した没落帝国の家臣になることを常に拒否するようになった
- ¤ シャードがプレイヤーに敵対的にならないまれなケースを修正。
- ¤ 最後の発掘現場イベントをクリックする前に、発掘現場を終えた科学者が死亡した場合に発生する稀なエラーを修正
- ¤ デブリフィールドアノマリーのチェックが修正され、本来よりもレアになった
- ¤ Solがスポーンしている必要があるLush Planetのアノマリーを修正し、イベント報酬をタイルがない場合でもStellarisで動作するように更新。
- ¤ 閉じられたシステムにハイパーレーンが接続すべきではなくなった
- ¤ 帝国領地AIは、臣民が有力な大君主を探しているときに、それを有力な君主であるとはみなしなくなりました。
- ¤ 艦隊起動イベントが首都星系で発生しなくなった
- ¤ Horizon Signalの連鎖イベントで、ストーリーイベントの研究責任者に優先順位を正しく設定するようになった。
- ¤ Manifestiイベントチェーンは十分に早く彼らを逮捕した場合に正しく終了するようになった。
- ¤ 水たまり技術者のドローンジョブが今や正しくドローンジョブとなった。
- ¤ センチネルオーダーが、銀河の他の部分に接続されていないシステムではもはや発生しないようにし、他のすべての人がプレスリンに対処する必要があるようになった。
- ¤ メッセンジャーをアップスケールすると、船からネガティブな修正値が適切に削除されるようになった
- ¤ Vultaumar IIIには合金と鉱床の両方が正しくあるようになった
- ¤ Iras IIIは合金と鉱床の両方を適切に持つようになり、Iras VIIIは不足していたエキゾチックガスを得ている。
AI
- ¤ 「軍事アプリケーションの検索」 アーティファクトアクションのためのAI意思決定の改善
- ¤ ストリップマイニングの決定を使用する場合のAIロジックの改善
- ¤ 食品や消費財の貿易取引がそれらの資源を使用しない場合、AIがそれらの貿易取引を受け入れる意欲を低下
- ¤ AIのハイブマインド帝国は、移住協定からより多くのポップタイプを得る可能性が低いため、テラフォーミングのテクノロジーを研究する機会が増えた。
銀河をより良い場所にするためのご協力ありがとうございます。
Ver3.11が実装されたらSeddomシステムに注目してください。
来週
Custodianチームはかなりのペースでバグキューを消化しています。
来週は彼らがVer3.11で追加した修正のいくつかを見ていきます。
以上
フォーラム内のやり取り(Q&A)
Q:Mod制作者Gatekeeperの採用に全力を注いだ事で、PDX-Communityの取り組みが信じられないほどポジティブな傾向にあることを示しています。
この傾向が長く続いてほしい!
A:現在Stellaris チームで働いている3人か4人の人は、以前はコミュニティのMod制作者でした😉
Q:含まれていない修正の例とその理由をぜひ読んでみたいです。
単に興味があるだけであって、それが間違いだとか何かを言っているわけではありません。
A:機能の動作を変えるなど、設計の変更は通常は含まれません。
それに加えスキップされた主な変更は、非推奨のトリガーを使用するもの、または別の場所で修正したため不要になったものです。
最も一般的なのはコロニーを破壊する前にコロニー上のすべてのポップを殺すことです。
いくつかのパッチでコロニーを破壊するエフェクトに「すべてのポップを殺す」部分を追加しました。
Q:ローグ・サービターについて言えば、平等主義者がローグ・サービターを嫌うのに、なぜ奴隷商人(MSI、bandit kingdomsなど)が本当にローグ・サービターを好むのか、私には一生わかりません。
どちらかといえばその逆であるべきです。
ならず者サービターは奴隷帝国を本当に好まないはずです。あるいは同化主義者も。
A:奴隷帝国がローグ・サービターを好むのは、この関係をゲシュタルト知性が本質的に有機物に奉仕するために自発的に奴隷化していると見なしているからです。
一方、平等主義者は、バイオトロフィーが持つ自由と自己決定の欠如を嫌います。彼らはバイオトロフィーを囚人またはペットとして扱っていると考えています。
これらの意見は必ずしも相反するものではなく、微妙な点が含まれる場合もあります。
同じことが銀河共同体にも当てはまります。
ローグ・サービターは、すべての機械知性が自らサービターになることを義務付ける最後の決議まで、ほとんどの精神主義者の決議に反対します。
彼らはその最大の支援者となるでしょう。
今回は以上とします。
感想・まとめ
以上、Stellaris 開発者日記 第330回の紹介でした。
Mod制作者からParadoxで正式な開発陣に転職?できるというこの流れは多くのMod制作者に夢と希望を与えるものではないでしょうか。
できれば日本人からもこういった人がどんどん現れてほしいです(実はもういらっしゃるのかもしれませんが😅)。
来週はカストディアンチームによるバグ修正内容とのことですが、修正パッチをいちいち紹介してもなぁという気もしますので割愛するかもしれません😥
それでは( ✧Д✧) カッ!!
なお、中身の語句一字一句やゲームシステムの細かい内容までは私には把握しきれませんので、以下紹介する内容が正確に合っているかどうかの保証はありません。
またパッチの日記のときには常々触れているのですが、紹介された修正やパッチ内容がそのまま確実に実装されるかは不明ですし、例え実装されたとしてもそれが未来永劫維持される保証はなく、将来の修正でまた内容が変わる可能性がありますのでご注意ください。
(だから都度パッチを紹介してもあまり意味がないと私は考えています😥)