ステラリス 開発者日記 第250回 文明の高度化

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更新情報

2022/4/21 フォーラム内のやりとりを追記(遅くなってしまいました😥)


パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第250回が掲載されています。

今回も新DLC Overlordに関する内容で、新しいオリジン(起源)を中心に様々な内容が紹介されています。

以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
※画像等はフォーラムより引用。
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ステラリス 開発者日記 第250回 文明の高度化

今回の担当はステラリスのゲームディレクター、Eladrinさんです。

冒頭のあいさつ

こんにちは!

先週の開発日記では、Overlord DLCの新しい飛び地、ブルワーク、いくつかのホールディングス、そして帝国領地のオリジン(起源)について説明しました。
今週は2つの建築物、Scholarium(スコラリウム)、スペシャリスト・ホールディングス、そして今週初めにNivariasが明らかにしたオリジンの概要について見ていきます。

すべてのプレビューと同様、数字やテキストなどは最終版ではなく変更されることがあります。

軌道リング

Orbital Rings(オービタルリング、軌道リング)は Tier 3のVoidcraft Engineering テクノロジーで、Starholds(星系軍港の建設)、Galactic Administration(銀河規模の行政機構)、Ceramo-Metal Infrastructure(セラミック金属インフラストラクチャ)のテクノロジーを必要とします。
ハビタット(生息地)のようにメガ・エンジニアリングのテクノロジーは必要ありません。

軌道リングはスターベースの亜種として扱われます。
システムの制御は主にシステムに実際にあるスターベースによって決定されますが、軌道リングを無効にするまでそれらが囲む惑星へ侵入することはできません。

初期状態では軌道リングにモジュールスロットが2つあり、建造物スロットはありません。
スターベーステクノロジー(スターフォートレスとシタデル)を獲得し惑星の首都建物を改良すると軌道リングを2段階にアップグレードでき、各段階でモジュールと建造物スロットが1つずつ追加されます。

軌道リングのモジュールのほとんどはスターベースのモジュールに似ています。
防衛モジュールは海賊対策と船体や装甲の追加を与え、居住モジュールは軌道リング特有のモジュールで、下にある惑星に地区スロットを追加するものです。

複数の居住可能な惑星を持つ星系では中央の要塞惑星を支える防衛的な軌道リングを複数個作ると、非常に厄介な障害物になる可能性があります。

惑星周囲に便利に配置された巨大なリングを持つことは、いくつかの興味深い建物で惑星を強化する機会が提供されます。
これらの建物は惑星側にある同様の建物と重複できます。

軌道リングには標準的な宇宙基地にある建物の多くを設置することができますが、1つの星系に1つしか設置できないものもあります。

軌道リングは生息地と同じ”軌道スロット”を埋めるので、どちらを自分の星に配置するかを決めなければなりません。

Quantum Catapult​(量子カタパルト)

どんな君主にも、突然遠方の危機に目を向けなければならないときがやってきます。
銀河系の中間地で物事が進んでいて、途中でライバルが国境を閉鎖し、銀河コミュニティはティヤンキについて議論しています。そう、またです。

真の銀河の支配者は自分の力を自由に発揮することができなければならず、このような些末なことで計画の実行を妨げられてはいけないのです。

中性子星やパルサーを中心に作られた量子カタパルトは、艦隊を信じられないほどの距離まで飛ばすことができますが、この巨大構造物は長距離に関しては精度に問題があります。

量子カタパルトの最大射程距離はジャンプドライブの射程よりかなり長いですが、艦隊が意図した場所に正確に着地しない危険性があります。
射出距離が遠くなればなるほど散乱する半径は広くなります。

量子カタパルトの上位階層のものは精度が高く最大射程距離も長いため、十分に整備されたカタパルトを設置すれば広大な銀河のほぼ全域に脅威を与えることができます。

ターゲットとなる星系を選択した後、短時間の待機時間で艦隊は近くの星系のどこかに到着しジャンプによるデバフの余韻も残りません…。
しかし特に渦状銀河のマップでは、この「近く」の星系がハイパーレーンを移動する際に意図した目的地からかなり離れたところにある可能性があります。

この星系への明確なルートはありませんが、カタパルトは気にしてません。

また量子カタパルトには行方不明になった艦隊のMIA(Missing In Action:作戦行動中行方不明)時間を短縮するパッシブ効果があり、前線に増援を送るとき、科学艦に実験用亜空間を使うとき、発進した艦隊が国境閉鎖星系に着弾したときなどに効果的です。

The Scholarium​(スコラリウム)

スコラリウムは、Overlord DLCで登場する最後(に紹介する)のスペシャリストです。
科学の進歩のためスコラリウムは敵から自分たちを守るためにOverlordを頼りにしています。

Saathuma国はスコラリウムの家臣であり、我々の慈悲深い保護と引き換えに宇宙の秘密をもたらしてくれます。

他のスペシャリスト帝国と同様に、階層が上がるにつれてペナルティとメリットの両方が大きくなります。

Prospectorium(プロスペクトリウム)が自分たちの空間に貴重な堆積物を発見できるのに対し、Scholarium(スコラリウム)は代わりに学ぶ機会を発見できるのです。

アドバイザーの特典は、ご想像の通り君主の科学研究を向上させます。

また他と同様にTier1でハイパーリレーネットワークの効果を持っています。

来週?ええ、ぜひ来週お見せしましょう。

Tier 2になるとスコラリウムはリーダーの特別な特性や、彼らの科学者を君主と交換する能力も獲得します。

そしてTier 3になると、スコラリウムは科学船の発展型であるArctrellis(アークトレリス)を獲得します。
プロスペクトリウムのBattlewright(バトルライト)と同様に戦闘時にオーラを放ちますが、アークトレリスは乗船している科学者がAIが操縦する相手艦を行動不能化することができます。
それは対象が機械知性であろうと巧妙な戦闘コンピューターであろうとあるいは危機のコンティンジェンシー相手であろうとです。

スコラリウムである場合、受ける軍事ペナルティはあなたを君主の支配下から自身を解放することを困難にしていることに注意すべきです。
その場合、あなたを助けてくれる強力な友人が必要かもしれません。

スペシャリスト ホールディングス

スペシャリスト帝国はそれぞれ、君主が自分の惑星に建設できるユニークなホールディングス(構造物)を持っています。

プロスペクトリアはOffworld Foundry(オフワールド鋳造所)を持つことができ、対象となる鉱物を君主のために合金に変換することができます。

ブルワークは追加の防衛プラットフォームを彼らの君主に付与するVigil Command(ヴィジル・コマンド)を持つことができます。
ブルワークの階層(Tire)が上昇するとこれらの値も増加します。

スカラリウムの世界ではMinistry of Science(科学省)を作ることができます。
彼らの惑星を追加の科学船で囲うことで建物の効果を高めます。

今週私たちがお見せするもう一つのホールディングスは、Tree of Life(生命の樹)のオリジンに関するものです。
それはあなたの祝福をあなたの家臣と共有することができ、あなたの家臣の世界の居住性と食糧生産の両方を向上させますが、かなりの部分は苗木自体によって消費されます。

銀河共同体

これだけ隷属に重点を置いていると、銀河共同体がさまざまな方法で規制したいと思うのは自然なことだと思いました。
新たなSuzerains and Sovereignty(大君主と主権)カテゴリーでは、さらに2つの小規模な決議ラインが登場します。

The Intergalactic Directives(銀河系指令)の一連の決議は、臣民の権利を保護し弱い社会の保存と解放を奨励するものです。

私から空を奪うことはできない

一方、Bureaucratic Surveillance(官僚的監視)は君主の権利に重点を置き、臣下を束縛することを求め、所有物(臣下)の利用を奨励するものです。
この系統の決議は他の帝国の領主である帝国によってのみ提案することができます。

「ボーダレス・オーソリティ」 および 「パーソナル・オーバーサイト」 は、対象契約に追加の保有量を強制しますが、合計の上限は4のままなので最高保有量の条件は冗長となります。

シュラウドの教師

Teachers of the Shroud(シュラウドの教師)の起源は、あなたの文明ははるか昔にシュラードウォーカーによって関心のある文明として識別され、彼らは彼らのビジョンが指示するように慎重にあなたを指導した―というものです。
あなたの種は潜在的なサイオニックの特性で始まり、シュラウドウォーカーとコンタクトを取っています。

あなたの文明はすでにMind over Matter(物質を超越する精神)のアセンションパークを持っているかのように扱われ、Transcendence(超越)はそう遠くないことを意味しています。
(人工的あるいは生物学的なアセンションパークを追求することはできません。)

来週について

来週はHyper Relay Network(ハイパー・リレー・ネットワーク)に乗り、3つのスペシャリスト特典を見て、CepheusアップデートとOverlord DLCで予定されているその他のバランスの変更と追加を見て、別のオリジンを発表します。

これらの開発日記のビデオバージョンはStellaris Official YouTube Channelで入手できます。
見逃さないように登録してください!
そしてまだOverlordをウィッシュリストに登録していない場合はよろしくお願いします!


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介(全てを紹介するものではありません)。

Q:オービタルリングはスターベースの制限にカウントされますか?

A:いいえ、されません。


Q:君主によりVigil Commandにより多くの艦隊許容量を与えることは理にかなっていると思いますがどうでしょうか?

A:Overlord Vigil Commandは、Bulwark家臣のTireに応じて、+1/+2/+4の最大防衛プラットフォーム数を追加します。


Q:Bulwarkのボーナスという目的においてリングはスターベースとしてカウントされますか?

A:はい。


Q:君主/家臣になることなく固有のホールディングスを手に入れる可能性はありますか?

A:それらは専門家によってのみ構築できますが、君主・家臣が一体でなくなるとすでに構築済みのものを維持することはできます。


Q:君主は必要に応じていつでもあなたの家臣の専門分野を変えることができるのか、それとも最初に選んだもので固定なのか?

A:契約交渉で専門分野の変更に同意してもらうことができれば可能です。
家臣は新しい専門特化のために専門化プロセスを再度受ける必要があります。


Q:システムから無秩序な帝国スプロールを減らしたいのでなければ、基本的にスコラリウムに領土を与える理由は無いでしょう。

A:1つのシステムで立ち往生している場合、彼らは発見のための場所をすぐに使い果たします。


Q:カタパルトは自分のシステム内からのみ機能するのか?

A:はい、艦隊を攻撃するにはカタパルトの軌道上にいる必要があります。


Q:防衛リングが弱すぎてすぐに壊滅するのでは

A:

救援がリレーネットワーク経由で到着するまで攻撃者を阻止できるはずです。


Q:イオンキャノンの射程内である限り、リングモジュールは防御として無価値なのでは。

A:リングモジュールにはプラットフォームスロットが追加され、リングの装甲と船体ポイントを増やします。


Q:Overlordにはいくつかの新しい音楽トラックが追加されますか?

A:Overlordには4つの新しいトラックがあります。


今回は以上ですm(_ _)m

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第250回の紹介でした。

今週も盛りだくさんの内容でした。画像48枚て…(›´ω`‹ )

私はオービタルリング(軌道リング)や量子カタパルトといったロマンあふれる構造物がとても気になりました😊

着々とOverlord DLCとCepheusアップデートの内容紹介が進んでいますが、どうも新たにディレクターに就任したEladrinさんは事前に全部見せるタイプのようですね。
こういうのが良い面ももちろんあるんですけど、事前にほぼ概要が全部分かってしまうと購入して遊ぶ時の楽しみが減ってしまわないかなぁという気も😥

極端に秘密主義すぎるのも困るけど、狂信的な公開主義的なのもちょっと…という気がしなくもないです(私個人の感想です)。