ステラリス 開発者日記 第249回 新しい友人

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更新情報

2022/4/10 フォーラム内のやりとりを追記


パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第249回が掲載されています。

今回も新DLC Overlordに関する内容で、新たに加わった飛び地について紹介されています。
また先週登場したスペシャリスト家臣やホールディングスについても掘り下げられています。

以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
※画像等はフォーラムより引用。
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ステラリス 開発者日記 第249回 新しい友人

今回の担当はステラリスのゲームディレクター、Eladrinさんです。

冒頭のあいさつ

こんにちは!

先週の開発日記では、スペシャリスト帝国がプロスペクトリウムの詳細な調査と共に紹介され、いくつかの新しいホールディングス(所有物)も紹介されました。

今週はOverlord DLCでやってくる3つの飛び地(そのうちの1つを詳しく紹介します)に会い、Bulwarkを深く掘り下げ、最後にホールディングスと今週初めに明らかになったオリジン、Nivariasの概要を紹介します。

すべてのプレビューと同様、数字やテキストなどは最終版ではなく変更されることがあります。

勤勉なサルベージャー

Salvagersは友好的で平和主義的な廃品回収業者と機械工の集団です。
エンジニアリングに重点を置く彼らは、古い船をスクラップして改装し、新しい住処を見つけるために繰り出すことが何よりの楽しみなのです。

彼らはプレイヤー帝国を助けたい気持ちは持っていても、過去に痛い目に遭った経験があるため最初は慎重であり、不要になった古い船団をスクラップにしたり、中古の船を安く提供したりする程度のサービスしか提供してくれません。

信頼が得られれば彼らはより幅広い選択肢を提供するでしょう。

彼らは工学研究に関する知見を提供し、戦闘で発生した瓦礫のサルベージ作業を行うなど、大切なクライアントのために最善を尽くします。

謎のシュラウドウォーカー

Shroudwalkers(シュラウドウォーカー)は、シュラウドの深い謎を掘り下げ、未知なるものを理解しようとする修道者の飛び地です。彼らの本性や欲望を占うことは難しい。

この非常にストーリー性の高い飛び地について今はあまり多くを語りませんが、彼らの予言やビジョンは、開発者日記#245で紹介したシチュエーション・システムを利用しています。

彼らは他の人にシュラウドのやり方を教えることを望んでいます…。

..そして、彼らがあなたの未来の可能性を見いだそうとするように、彼らはシュラウドを見つめ他の帝国についての洞察を提供することを非常好んでいます。

また最も勇敢な者は、シュラウドそのものを通じて移動に関する知識を求め、あなたの星系から自分の星系へワームホールのようなバイパスを作るよう依頼することもできます。

すべてうまくいくだろう

オリジン(起源)の1つであるTeachers of the Shroud(シュラウドの教師)は、この飛び地と深い繋がりありますが、それもまた別の物語となるでしょう。

傭兵団

他の飛び地とは異なり、Mercenary Enclaves(傭兵団)の飛び地は宇宙の奥深くで無作為に見つかるものではありません。
彼らは狂信的な浄化主義者以外の通常の帝国によって設立することができます。

この種の艦隊を解放するには少なくとも、サイズ50以上であること、提督がいること、あなたの支配下にある星系で他の飛び地がないこと、彼らがステーションを建設するのに適した場所があること、などなど、条件があります。

初期状態では傭兵団の収容人数はゼロから始まります。
通常の効果に加え、Warrior Culture、Barbaric Despoilers、Private Military Companiesはそれぞれ1を、またNaval Contractorsの特性は2つ傭兵団を持つ可能性を追加します。

また、Lord of Warのアセンション・パークは傭兵団を1つ追加でき、また艦隊力による外交の重みが増加し、傭兵団から配当を受ける割合が増加します。

新しく結成された傭兵団にはセキュリティサービスの調達に興味がある人のためにいくつかのオプションがあります。
傭兵団の本拠地となる星系を支配する帝国は傭兵団のパトロンとみなされ、傭兵団とさらなる交流を持つことができます。
ビジネスが特にうまくいっている場合パトロンは飛び地から配当を受け取ることさえあります。

傭兵団と交流のある者は、コストに余裕があれば10年間、彼らの船団を借りることができます。
費用は傭兵たちがあなたをどう思うか、あなたが彼らのパトロンであるかどうかによって変わるかもしれません。

時間が経つにつれ、傭兵はテクノロジー研究、強化、艦隊増強を行っていきますが、彼らのパトロンは手を差し伸べ、支援物を提供することができます。

傭兵と良好な関係を築いていれば、パトロンは傭兵に契約の破棄を依頼することもできます―ただし、現在の依頼主に何らかの補償を提供しなければならず、またあまり喜ばれないでしょう。
このビジネスでは評判がすべてなのです。

当然の事ながら、傭兵団は銀河系コミュニティに彼らと取引を行うようロビー活動をしています。

オーバーロードDLCの新たな決議事項のひとつにDefense Privatization(国防民営化)があります。

この一連の決議は、銀河系コミュニティの帝国が戦闘を専門家に任せることを奨励することに重点を置いています。
帝国はより多くの傭兵駐屯地を作ることができ、傭兵配当の支払い率を上げ、傭兵以外の艦隊に大きな制限を設けます。

他のほとんどの主要な決議カテゴリと同様、連邦には2つの階層が追加されています…

..そしていつものように、最終層は少し極端かもしれません。

銀河コミュニティに関してはこれだけではありませんが、彼らの他の決議についてはまた別の機会に詳しく紹介したいと思います。

Bulwark(ブルワーク)

主の敵に対して堅固に立ちふさがるのは、Overlordに登場するスペシャリストの二人目Bulwark(ブルワーク)です。

Tebbran Citizen Regimeは我が栄光の共和国にBulwarkとして奉仕しています。

防衛に関して大きく長けたブルワークは君主の敵に対する天然の盾となっていますが、基本的な資源獲得については君主からの補助に依存しています。

我々は防衛プラットフォームについていくつかの調整を行いました。
建造速度が速くなり、射程、発射速度、追尾、船体ポイントが増加することは誰もが恩恵を受けますが、Bulwarksは防衛プラットフォームの使用時に更に追加のボーナスを受けます。

ブルワークのアドバイザーがいることで、スターベースのコストとアップグレード時間が改善されます。

Bulwark Watchのアセンションパークは、Hyper Relay Network(ハイパー・リレー・ネットワーク)のもうひとつの効果となりますので、そのすべてを明らかにするのはまだ先の事になるでしょう。

Bulwarkの星系で戦うことは非常に有利です…

そしてプロスペクトリウムと同様に、彼らもいくつかのテクノロジーにアクセスすることができます。今回は防衛に最も効果的なものです。

プロスペクトリウムと同様、第2階層ではブルワークもリーダーの一部に特別な特性を加えます。
彼らの場合は提督が対象です。

そして彼らもまた彼らの君主とそれらを取引することができます。

階層3でBulwarkは建設船の改良型を作ることができます。
これは星系内の他の友軍船を修理し通常の建設船よりも少し頑丈になっています。

そして彼らはまた第一層のシールド・マグニファイアを侵略者に向けることにも成功しました。
「Unyielding」の伝統ツリーを完成させるとこの効果が高まります。

Apocalypse DLCを持っていなくても、Overlord DLCでUnyieldingの伝統もアンロックされますのでご安心ください。

ホールディングス紹介 par3

今週はエネルギー通貨と引き換えにアメニティを提供し、消費財を君主に強制的に買わせるEmporium(エンポリウム)などが登場します。

また、Ministry of Production(生産省)やMinistry of Energy(エネルギー省)など、生産に関わる税金を徴収するホールディングスも増えています。

2週間前に公開されたMaterials Ministry(材料省)はMinistry of Extraction(抽出省)に改名され、Ministry of Extraction(揮発性塵)の維持が可能となりました。

建設的な君主は、Orbital Assembly Complex(オービタル・アセンブリ・コンプレックス)と小規模の建設船団を使ってワールドの建設を支援することができます。

そしてReanimatorsは死者を呼び出して対象の世界を守ります…。

…その一方で、雇用が安定しているメガコーポは、働けるはずの人がごろごろ寝ていることがないようにすることができます。

最後になりますが、フランチャイズ権を持つメガコーポレーションは、支店を持つ惑星を直接制御することを選択可能にします。そこで働く人たちは大変な思いをすることでしょう。

このホールディングスに関する倫理的魅力は、君主が持つあらゆる狂信的な倫理観に合うように変更されます。
(狂信的でない君主はチームビルディングの演習による教化をそれほど徹底して行いません)。

なお、これらのプレビュー内容はまだ変更され、バランス調整される可能性があります。
(すでにスクリーンショットを撮った時点から、いくつかの飛び地の費用や維持コストが変更されています)。

帝国領

Imperial Fiefdom(帝国領)の起源(オリジン)では、宇宙への最初の第一歩は残酷なほど短かいものでした。
すぐに他の幾つかの国と一緒に隷属させられ、あなたの支配者からいくつかの追加の贈り物が与えられ、あなたは選択したスペシャリスト帝国としてゲームを開始することができます。

果たしてあなたは解放されるのでしょうか?

もし複数のプレイヤーがこのオリジンを選択した場合、全員が同じ上位AI帝国の手下としてスタートします。

来週について

次週は新たに建設できるようになる建造物の紹介、Scholarium(スコラリウム)の調査、スペシャリストの保有資産の紹介、銀河コミュニティの再訪、そしてもう一つ起源の公開を予定しています。

私たちはStellaris Official YouTube Channelでこれらの開発日記のビデオ版を作成しています。
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以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介(全てを紹介するものではありません)。

Q: orbital assembly complexは特別なロイヤリティを与えないのか?

A:最大で毎月9の合金を得ます。


Q:傭兵の価格は艦隊戦力に比例するのか?

A:はい。


Q:傭兵艦隊は帝国の艦隊許容量を使用するのか、それとも傭兵はカウントされないのか?
メカニック系の飛び地(の研究リーダー)は改造されたコンポーネントを研究できますか?

A:彼らは雇われたときだけ(艦隊許容量を消費します)。研究はテクノロジーの制限に依存します。
※このQ&AのAですが、あまりにも省略して書いてあってわかりにくかったので、私の方でそうであろうと推測して書いています。違ってたら申し訳ありません😥


Q:飛び地のポートレート(肖像画)は排他的なものですか、それとも自分たちの帝国にも使えますか?

A:飛び地用の排他的なポートレートです。


Q:防御プラットフォームを破壊するのではなく無効にする可能性はありますか?

A:私たちは実際にこれについて少しプレイしてみましたが、要塞を取り戻すのが非常に困難になり、時には驚くほど苦痛なものになってしまいました。
将来的にはなんとかして再構築するのに苦労しないようにしたいとは思っていますが。


Q:銀河コミュニティの決議が追加されていますが、投票やセッションの時間を短縮することは可能でしょうか?

A:ネメシスDLCをお持ちの場合、銀河コミュニティに関する(カストディアンチームの改修作業により)、投票が中間点に達すると投票を終了でき、投票キューを操作するためのいくつかのトリックが設けられます。

管理人感想:フェデレーション DLCじゃなくてネメシスDLCで補強するんですね…😥
フェデレーション DLCでコミュニティ強化が導入されたのでその保有者に提供するのがスムーズそうですが、ネメシスならではの機能と関連付けられた改修なのかもしれません。


Q:ブルワークの家臣契約は、彼らを君主の攻撃的な戦争と防御的な戦争に従事させることを可能にしますか?

A:はい。彼らは君主の自衛戦争に参加しなければなりませんが、攻撃と防御の両方を選択することができます。


Q:シュラウドと対話するためのより多くの方法を探求できるようになったことで、サイオニックアセンション/シュラウドの仕組みに変更がありますか?

A:まだ社内で議論されているいくつかのアイデアがあります。


Q:Disintegrator Fieldはどのような機能なのか。

A:敵艦の船体ポイントを毎日減らします(1に達するまで)。


Q:他の帝国から遺物を取得する方法があるのですか?

A:遺物を盗む方法は常にあります―遺物を持っている帝国首都にうまく侵入した場合、それを盗む可能性は約10%(Barbaric Despoilersの場合は15%)です。


今回は以上で締めたいと思います。

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第249回の紹介でした。

私が一番おっ!と思ったのはブルワークのスペシャリスト家臣の機能で、艦隊を修理できる特殊な建設船を作れるようになる点。

4Xゲームに限らず、いろいろなゲームでこういった要素はあると思いますがいよいよステラリスでも導入のようですね。
(もっとも船の装備で、ある程度の自動回復機能はこれまでもありましたが)

Overlord DLCは毎週開発日記も盛りだくさんで記事を作る側からみたらかなり大変ですが😥、その分内容は濃いものになっている印象を受けます。
リリースが楽しみです。