ステラリス 開発者日記 第219回 選択可能な伝統

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更新情報

パラドックス社の公式フォーラムに
ステラリスの開発者日記 第219回が掲載されています。

今回は新しく変更される「伝統」についてです。

以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
※画像等はフォーラムより引用。
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ステラリス 開発者日記 第219回 選択可能な伝統

今回の担当はStellarisゲームディレクターのgrekulfさんです。

冒頭のあいさつ

宇宙ファンに敬礼と挨拶!

今日も開発者日記をお届けします。今回のテーマは伝統システムの機能改善についてです。
開発者日記#214では、レムアップデートとカストディアンズ・イニシアティブを発表した際に私たちは選択可能な伝統を作る方法についても話しました。

あなたの伝統を選択

私たちはこれまでの間、伝統の量を拡大してきたModがあることを知っています。
またコミュニティの一部がそれを求めてきた事も知っています。
私たちにとって常に伝統はプレイ中に帝国をカスタマイズし、特化するための重要な要素でした。もちろん、私たちはプレイヤーにより多くのカスタマイズ・オプションを提供したいのですが、バランスを保つ必要もあります。
私たちはUIが十分にサポートもしていないのに、単純に新しい伝統を追加し続けたいとは思っていませんでしたし、プレイヤーにすぐに多くの選択肢を与えすぎて、選択のオーバーロードにつながるようなこともしたくありませんでした。
今こそ伝統システムを見直す良い機会だと感じました。
というのも伝統ツリーをいくつか追加し、将来的には意味のある方法でもっと多くの伝統を追加できるようにしたかったからです。

変化を詳しく見てみましょう。
以下は最終的に決定されているようなものは何らなく、アートが欠けているものもあることを忘れないでください。
それでもフィードバックは大歓迎です。

伝統のシステムを改善しこれまでと同じく7つの伝統に縛られるのではなく、(多少の入れ替えはありますが)7つの枠の中でどの伝統ツリーに入れるかを選ぶことが可能にしてあります。

United Nations of Earthで利用可能な全ての伝統ツリー

かつては他のツリーとの入れ替えだった(たとえばAdaptability(適応力)はDiplomacy(外交力)との入れ替えです)伝統ツリーの一部は、今では再び独自のツリーとなりました。
これは、例えばAdaptabilityがすべての非機械帝国に利用可能になったことを意味します。
ただしHarmony(調和)とSynchronicity(同期性)は相互に排他的です(ゲシュタルト帝国の場合は一方が、通常の帝国の場合は他方が表示されます)。
Versatility(汎用性)はすべての機械帝国で利用できます。

既存の伝統の変更

自分で伝統ツリーを選択できるほか、既存ツリー内の伝統も一部変更しました。
これらの変更点をいくつか見てみましょう:

Domination(支配)

  • Judgment Corps: 犯罪防止を増やすのではなく、あなたのエンフォーサーが1統合力を生産するようになります。
  • 伝統ツリー完了:毎月の影響力を+1するのではなく、通常の帝国であれば統治者の出力を+10%、ゲシュタルト意識であれば管理者の上限を+10%増加させるようになりました。

Diplomacy(外交)

  • Open MarketsがDiplomatic Networkingに変更:大使館協定が3つの統合力を生み出すようになりました。
  • Secure ShippingがEminent Diplomatsに変更:外交受諾率が+5され、関係改善を行っている特使は毎月1%の確率で対象帝国から好意を得られるようになります。
  • Insider TradingをTrust or Bustに変更:信頼度上限+50、信頼度上昇率+33となります。
  • 伝統ツリー完了:信頼度上限や信頼度成長率の増加ではなく、外交の重みが+10%増加し、特使が1人増えます。

Harmony(調和)

  • Mind and Body:リーダースキル上限を+1します。
  • Kinship: 降格時間の影響が-50%から-75%に強化されました。
  • Bulwark of HarmonyをUnyieldingに変更し、Harmonious Directivesに置き換え: 布告の上限を+1します。

Supremacy(覇権)

  • Adoption:スターベース上限を+2増やすのではなく、宇宙軍上限キャップを+20増やします。
  • The Great Game:旧来の効果は除去され、現在はスターベースへのダメージが+20%増加するようになりました。

Prosperity(繁栄)

  • 伝統ツリー完了:惑星のPop毎に商業ジョブを提供することはなくなりましたが、安定性が+5増加します。

新しい伝統のツリー

私たちはゲームに3つの新しい伝統のツリーを追加しています:Mercantile、Unyielding、Subterfugeです。

現在、UnyieldingとSubterfugeはNemesis DLCを導入することでアンロックされており、Mercantile(元々はMegacorp DLCによってアンロックされる予定になっていた) は誰でも利用できます。
その理由は、このツリーを通してTrade Policies(貿易政策)をアンロックした時の感触を確かめたかったからです。
したがって以下に示す(3)Adaptive Economic Policies(適応経済政策)の伝統がなければ、貿易価値をエネルギー+消費財/統合力に変換することはもはや不可能となります。

Mercantile(商売)-無料

  • 伝統取得時:スターベースコレクション範囲+1、貿易保護+5
  • (1) Trickle Up Economics:店員が追加で+1の貿易価値を提供
  • (2) Commercial Enterprises:商業地区の建物が商人ジョブ1を提供
  • (3) Adaptive Economic Policies:貿易価値の一部を統合力または消費財に変換できる
  • (4) Marketplace of Better Ideas:貿易額を+10%増加
  • (5) Insider Trading:Diplomacy(外交)の伝統からから移動。-10%の市場手数料
  • 伝統ツリー完了:トレード額を+10%増加

Unyieldin(Nemesis DLCにより追加)

  • 伝統取得時:スターベースキャップ+2およびスターベースアップグレード速度+50%
  • (1) Resistance is Frugal:拠点建物が3統合力を生み出し、防衛軍の体力が+33%増加
  • (2) Never Surrender:惑星爆撃によるダメージを-25%減らし、戦争の消耗を-25%減らし、敵対的な請求コストを+25%増やす
  • (3) Bulwark of Harmony:Harmonyの伝統から移動し効果は以前と同じです
  • (4) Fortress Doctrine:スターベースとディフェンスプラットフォームのヒットポイントとダメージを33%増加させ、スターベースの維持コストを-20%削減
  • (5) Defense in Depth:スターベースの上限を+2増やし、スターベースのアップグレードコストを-50%削減。さらに、Nemesis DLCの所有者は、Sabotage Starbase Operationの敵対オペレーションの難易度を+4増加
  • 伝統ツリー完了:最大防衛プラットフォーム+50%

Subterfuge(Nemesis DLCにより追加)

  • 伝統取得時:+1暗号解読
  • (1) Information Security:+1暗号化
  • (2) Operational Security:+1暗号解読、+2オペレーションスキル
  • (3) Non-Disclosure Agreements:敵対行為の難易度が+1され、敵対行為のコストと維持コストが+50%される
  • (4) Double Agents:自帝国を標的とした敵対的オペレーションが失敗するたびに、相手帝国のインテルを10得ることができる。
  • (5) Shadow Recruits:潜入速度が+50%増加する
  • 伝統ツリー完了:オペレーション成功時、潜入レベルに応じてコストの半分を払い戻す

今週はここまでです。あなたの好きな伝統ツリーとその理由を教えてください。
どんなご意見でも大歓迎です。

来週は、Humanoids種族パックに追加されたものについて紹介します。


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介。

※引き続き管理人多忙のため休止中です。再開まで今しばらくお待ち下さい😥

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第219回の紹介でした。

伝統のシステムが大きく変更され自分でどの伝統項目を選択するかを決められるようですね。
加えて既存の伝統(の中身)に修正が入り、更に新しい伝統も加わるようです。

細かい部分は実装されてみないとどうなるかわからない面はありますが、
これまでの経緯を考える実装したけどなんか違う…となれば適宜修正されていくのだろうと思います。
そういった場合、開発陣はフォーラム内の意見を汲み取る可能性が高いので、もし自分が採用して欲しい希望があれば意見を出し、逆に自分はこのままで良いけど他者から修正を要望する案が出ている場合は反証をしていく必要があるのかなぁと思います。