ステラリス 開発者日記 第197回 オペーレーションとアセット

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更新情報

2021/1/24 フォーラム内のやりとりについて更新+一部文章や誤字脱字について修正。


パラドックス社の公式フォーラムに
ステラリスの開発者日記 第197回が掲載されています。

Stellaris Dev Diary #197: Operations and Assets
*** CLASSIFICATION LEVEL A3 - EYES ONLY - DO NOT DISTRIBUTE NOTE: FIND WHOEVER DID THE POOR JOB OF REDACTING THIS DOCUME...

今回も新要素のスパイ活動についての開発者日記です。

以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
※画像等はフォーラムより引用。
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ステラリス 開発者日記 第197回 オペーレーションとアセット

今回の担当はステラリス・ゲームデザイナーのEladrinさんです。

※今回も例によって日記冒頭は物語風の出だしなので適度に流してお読みください。

冒頭の挨拶

***分類レベルA 3 – 目視のみ – 配布不可

この文書を編集するというお粗末な仕事をした人物を見つけ出し、彼らの義務を免除し直ぐにディープスペースブラックサイトx-23に引き渡せ。
私は彼らと長い会話がしたい。

– “GOLD SLUG”,インテリジェンス階級PLIFF-PLAFF

こんにちは!

本日は、先週の日記で使節が入念に構築したスパイネットワークを使ってできることを詳しく紹介します。

先に述べたように、スパイネットワークを構築し、Infiltration Level(潜入レベル)が上がるにつれて彼らが属する帝国にインテルを受動的に提供することになります。
(これは以前は「スパイネットワークレベル」と呼ばれていましたが、わかりやすくするために名前が変更されました。)
十分なネットワーク強度が構築されたら帝国内でオペレーションを実行することを選択できます。
強力なスパイネットワークだと、複数のオペレーションを同時に実行するのに十分な処理能力を持つことができます。

ファーストコンタクトと同様、オペレーション(ズ)ではAncient Relics DLCで最初に導入された考古学システムの派生形を使用します。
しかし考古学やファースト・コンタクトとは異なり、オペーレーションがその任務を完了するために必要な目的を達成する場合、通常は何か重要なことが起こらない限りプレイヤーが介入する必要はありません。

オペレーションを開始する際には、1つのアセットをミッションに割り当てるオプションがあります。

オペレーションには開始するために必要なエネルギー通貨コストと継続するためのエネルギー通貨維持コストがあります。
ほとんどのオペレーションでは最終ステップを開始する前にユーザーの最終承認を取るためポーズ(一時停止)しますが、UIを通じて準備が整ったらすぐにオペレーションを実行する許可を設定することもできます。

秘密ミッションは少々厄介で、時には少し予測できないこともあります。
ミッション中に問題が発生した場合は、スパイマスターが指示を求めて連絡してくることがあります。
問題を解決するための追加リソースを提供しますか?
スパイネットワークの大部分をミッション専用に割り当てますか?(使用可能な未割り当ての潜入があると仮定します。)
ミッションを破棄し、割り当てられたアセットを破棄しますか?
同様に、物事が計画通りに進んだとしても、あなたの工作員は彼らが得なければいけないものを手に入れられないことがありますーその一方で、彼らは彼らが予想していたよりもはるかに多くの事柄に出くわすことがあります。

ハイブ内でオペーレーションを実行できます

オペレーションの完了は、潜入レベルに影響を与えることがよくあります。
一部のリソースが危険にさらされたり使用できなくなったりする場合があります。
また実行したオペレーションによってはセキュリティのネットワークが乱れる可能性があります。
オペレーションにアセット(資産)が割り当てられている場合は、それらをスケープゴートとして使用し、ネットワークの残りの部分を保護するためにそれらを燃やす機会が与えられます。

管理人注:原文がburningなので「燃やす」としましたが、破棄するとかそういう意味合いだと思われます。

オペレーションのタイプ

オペレーションを4つの異なるカテゴリーに分割しました。
ここでは各タイプの詳細なサマリーと計画中のオペレーションの一部を示します。
(これらは開発中のちょっとした紹介なので、いつものように内容は変更される可能性があります。)

Subterfuge(策略) オペレーションは、ネットワークの状態を改善したりターゲット帝国に対する昔ながらのスパイ活動を行うために機能する一般的なオペレーションです。
策略オペレーションの例としては、Gather Information(情報収集)、Acquire Assetアセット取得)、Steal Technology(テクノロジー奪取)が挙げられます。

Sabotage(破壊) オペレーションは有形無形の物の破壊に専念します。Sabotage Starbase(スターベース破壊)やDiplomatic Incident(外交事件)は、計画的な破壊作戦の例です。

Manipulation(操作) オペレーションは、真実をねじ曲げ帝国のニーズを満たすより良い真実に置き換えます。
Smear Campaign(中傷キャンペーン)とExtort Favors(恐喝と好意)は計画された操作オペレーションの例です。

Provocations(挑発)は最も極端なオペレーションであり、必ずと言っていいほど打撃を受けます。これらはうまくいく事が比較的難しいですが大きな結果をもたらします。
Arm Privateers(私掠船蜂起)は挑発オペレーションの一例です。

今はこれで十分でしょう。

オペレーションの例

Subterfuge(策略オペレーション)の一種、Gather Information(情報収集)は最もシンプルなオペレーションの一つで、開始するには20以上の潜入を必要とします。
スパイマスターが工作員を送り込んで秘密裏に情報を集めます。
比較的短い期間の後、スパイマスターは機密情報を含む文書一式をプレイヤーに送信してきます。
これにより現在のインテルのレベルにボーナスが付与されたり、一定期間あるカテゴリのインテルを増加させるインテルレポートが提供される場合があります。

これは最も魅力的なミッションではありませんが、華々しいやり方をして裏目に出るようなことはめったにありません。
インテルはゆっくりと(現在は年間1ポイントに設定)崩壊していくため、情報収集オペレーションは銀河系についてさらに詳しく調べるためのかなり一貫した方法を提供してくれます。

ミッションにアセットを割り当てると、アセットの効果に応じて帝国の政府、外交、軍事、経済、技術を対象としたインテルレポートを入手する機会が大幅に増加します。

この進行中のスクリーンショットを持ってくるために、多くのジェフェリアンが亡くなりました。

オペレーションによって常に同じ結果が得られるとは限りません

Steal Technology(テクノロジー奪取)(Subterfuge、Technology)はこのフォーラムで物議を醸しています。
さまざまな手段を通じて、エージェントはターゲットの調査データベースへのアクセスを試みます。
状況に応じていくつかの結果が発生する可能性がありますーつまりテクノロジーがどのように機能するかについていくつかのヒントを得ることができるかもしれません(その内容が研究のオプションとして与え、いくつかの進歩が提供される)し、裏口から出られるかもしれません(しばらくの間、帝国の研究速度を増やす)し、あるいは事態がめちゃくちゃになったらその研究を破壊するだけかもしれません(標的にペナルティを科します)。
あなたの工作員はあなたの帝国が理解することを望んでいる研究しか受けられないので、あなたはすべての適切な前提条件を満たさなければなりません。

これは理想的には自分よりも優れた技術力がある帝国をスパイしたいという興味深い状況に繋がりますが、この行為自体は工作員が捕まる可能性が高いためリスクが高くなります。

これらの青写真は、まるでエッシャーの絵のようなものです

Enigmatic Engineering(謎めいたエンジニアリング)アセンションパークは他の帝国がリバースエンジニアリングすることを不可能にするため、これらの試みを阻止します。
しかしスパイ帝国は彼らが実際に試みるまでこの事を知ることはありません。

センサー範囲効果が置き換えられました

Smear Campaign(不鮮明化キャンペーン)(Manipulation、Diplomacy)は、二つの帝国が持つかもしれない関係に対して反対するよう働くことに専念します。
(連鎖イベントの)最初の章が終わった後あなたは、あなたのエージェントにどの関係を縮小させるかについて選択できます。
その後エージェントは選択された帝国の性質に基づいた様々なスキームを提案し使用したい戦術を通知します。

この例ではSmear Campaignを実行して近くの連邦内に亀裂を作ろうとしています。

そして最後に私のエージェントは、疑いを持っていない敵に対して誤った情報を解き放つ準備ができていると私に知らせてきました。

一方、Ztrakpor連合王国では…。

彼らのスパイ対策では我々の不正を見抜けなかったので、我々の諜報員は事態をさらに悪化させ研究施設の破壊工作を虚偽の告発に加えることを選んだようです。
彼らはまるで同盟者によって実行されているオペレーションを実際に発見したかのように我々の偽旗作戦にひっかかりました!

銀河にこの内容が周知されることになるでしょう!

アセット

アセット(資産)については何度か言及されていますが、アセットを取得する最も一貫性のある方法は、Acquire Asset(アセット取得)(Subterfuge、Government)です。他のオペレーション中にランダムなイベントを通じてアセットを取得することは可能ですがそれらをサービスに取り込む方がはるかに信頼性が高くなります。

各アセットには優れている2つのカテゴリがあります。
1つは策略、破壊、または操作で、
もう1つは政府、外交、軍事、経済、またはテクノロジーです。
オペレーションが開始されるとそのオペレーションの一部としてアセットを割り当てることができます。
また一致するカテゴリごとにアセットを割り当てるとミッションの完了が容易になります。

普通の帝国のアセットは一般的に普通の人々であり、不満を抱いた官僚、野心的な犯罪者、あるいは優しげなポップ・アイコンです。
ゲシュタルト帝国においてはあなたの工作員が彼らの利益のために利用する方法を見つけた逸脱ドローンかもしれないし、彼らがコントロールしているオブジェクトかもしれませんー例えば損傷したフェロモンエミッタ、逸脱労働ドローン、ハッキングされた調整システム、またはエンゲージメントプロトコルに導入されたウイルスなど。

ブローグ、ジェームズ・ブローグ。

Hask’Endekは策略および政府関連の活動を専門としており、アセット取得ミッションに任命された場合に特に効果的です。
他の潜在的な印を見つけるために政府の記録をふるいにかけることができる官僚を持つことは信じられないほど役に立ちます!

複雑な問題が発生した場合、工作員のために犠牲となる使い捨ての手下が周りにいることも魅力的です。
支援と栄光の約束で彼らをサービスへと誘い込むかもしれませんが、彼らは実際にはあなたのより大きな銀河的規模の計画においては本当にただの手先なのです。
多くの場合、彼らの真の運命というのはオペレーションが完了した後にスパイネットワークの潜入レベルを維持するための完成系として「クリーンアップ」されることなのです。

今週はこれで終わりです。
来週は他の厄介なオペレーションについても検討していく予定です。

それではまた!


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介。
今回の回答者は日記と同じくステラリスゲームデザイナーのEladrinさんと、ステラリスコンテンツデザイナーのRaygunGothさんです。
各員ごとにまとめて記載します。
(というかちょうど回答順に拾ったらキレイに別れてただけ。)

Eladrinさん:ステラリス ゲームデザイナー

Q:複数の使節を送って並列スパイネットワークを構築することは可能ですか?

A:帝国ごとに1つのスパイネットワークとなります。
もちろん使節をさまざまな帝国に送り、そこでネットワークを作ることはできます。


Q:中傷キャンペーンの反対もあり得ますか?

A:オペレーションの最初のバッチでそれを検討していましたが、一般的にはより敵対的なアプローチを採用することにしました。
たぶん将来的には導入されるかもしれません。


Q:妨害行為において高位テクノロジーを盗んだりスターベースの特定のテクノロジーをターゲットにすることは可能ですか?

A:はい、オペレーションを開始するときに、ターゲットにするスターベースを選択します。(何が含まれているかを見るのに十分なインテルがあれば、どれがうまくいくかがわかります。)

Steal Technologyを使用する場合は、一般的に得られるものを盗み出します。

管理人注:おそらく高位テクノロジーは無理ということかと思われます。


Q:自分たちが行ったスパイ行為について他帝国を非難することはできますか?

A:多くのスパイ活動が行われますが今回のSmear Campaignで起きたことがまさにそれです。

管理人注:要は自分たちがやってるのに他帝国のせいにして罪をなすりつけることができるようですね(´・_・`)
どこかの大統領選挙みたいなもんでしょうか。ドミニオンパワー フォーエバー(´・ω・`)


Q:Cryminal Syndicatesではスパイ活動はどのように機能しますか?

A:Criminal Syndicatesは、情報変更によって得られる困難な点を部分的に補うため、スパイ活動に関連するいくつかの利益を得ます。

われわれは彼らにスパイネットワーク成長速度のにボーナスを与え、偽情報センターについても少し変更されました。


Q:Enigmatic Engineeringアセンションパークは、以前と同様に他の帝国が艦隊の残骸からテクノロジーをリバースエンジニアリングするのを阻止しますか?

A:はい。


Q:進行中のイベントを取得しないオプションがあることを願っています。通知で十分です。

A:考古学(またはファーストコンタクト)とは異なり、すべてのイベントでOK(ボタン押下)スタイルのオプションがある場合、オペレーションは自動的に進行し続けます。
しかし、何か重要なこと、例えば「誰かが私たちに関心を持っていると思います。
我々がすべきこと
a) オペレーションを中止する
b) 彼らを殺す
c) 彼らに賄賂を渡す
のような複雑なものである場合には、返答を求めてきます。


Q:大量虐殺系の帝国に対してスパイシステムを使用することはできますか?

A:はい。Fanatic Purifier(狂信的浄化主義者)帝国には、あなたの大義に揺さぶられる可能性のある個人や、何らかの形で制御できる可能性のある機能不全のドローンがまだ存在します。
機械とハイブは、その強みを表すためにいくつかの小さなボーナスを獲得しています。
開発者日記で見たように、エージェントが食べられることがあります。


Q:アセットが自分自身の帝国の派閥に影響を与えることを許可する計画はありますか?

A:現在、自帝国の内部に関するオペレーションはありません。


Q:実行中/保留中のオペレーションがあり、スパイネットワークが必要な潜入レベルを下回った場合はどうなりますか?

A:進行中のすべてのオペレーションは対処するまで一時停止されアラートが表示されます。
ブロックしたままにしておくとキャンセルされます。


RaygunGothさん:ステラリスコンテンツデザイナー

Q:スパイネットワークを使ってテクノロジーを盗むことができるようになったので、没落帝国の心を読んでテクノロジーを盗むことができる既存のシュラウドイベントは何らかの形で変更されますか?
そして、シュラウドや監視アレイの巨大構造をツールとして使用して、他の帝国に関する情報を収集したり、スパイ活動を支援したりできますか?
バックヤードから銀河全体を見わたすことができる帝国から情報を隠そうとするのはとても難しく感じます。

A:これまでのところ、これらのイベントは単独で行われており変更されることはありません。
スパイ行為によってテクノロジーを盗むことは、そのようなシュラウドと共有することに比べてはるかに実践的な種類の事柄となります。


Q:スパイを使って敵の連邦を解体することはできるのか?

A:不信は強力な武器です。

管理人注:この後色々と書いてあるんですがあまり意味もなさそうなので内容はカットします。そして「直接できる」とは言ってませんでした。
不信感を高めればそれがゆくゆくは連邦解体にまで向かうことになるのかもしれません。


もう御一方、品質管理担当のAlfray Strykeさんの回答もいくつかあったんですが、特に役に立ちそうな事は言ってなかったのでカットしました。

今回は以上ですm(_ _)m

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第197回の紹介でした。

今回、思ったより分量が多く紹介するだけでヘトヘトになったので感想は省略します。

誤字脱字等あると思いますが、後日直します( -_-)
それではまた。