ステラリス 開発者日記 第288回 Paybackの起源と洞察テクノロジー

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更新情報

2023/2/26 フォーラム内のやり取りを更新


パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第288回が掲載されています。

今回は新DLC、First Contactで登場するMinamar Specialized Industries(MSI)についてアート面からアプローチする内容です。

お断り:以下の記事はパラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
リリース後数年を経てStellarisに公式日本語が実装されたことに伴い、管理人が翻訳した開発日記登場の用語と実際にゲーム中に登場する用語・表現が一致しない事があるかと思いますがご了承下さい。
※画像等はParadoxフォーラムより引用しています。
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ステラリス 開発者日記 第288回 Paybackの起源と洞察テクノロジー

今回の担当はStellarisコンテンツデザイナーのCheerfulGothさんです。

冒頭のあいさつ

共通の敵ほど人々を団結させるものはない。

宇宙から侵略者が攻めてきたとき、世界中の人々が団結し互いの相違を捨て、共通の脅威に対して共に立ち上がる。
そして彼らは共に、この勇敢な負け犬たちを愚かにも過小評価していた、より進歩した敵を打ち負かすーこういったストーリーを聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし、その物語が終わった後はどうなるのでしょうか?
かつての侵略者はまだ存在しており、二度と騙されることはないでしょう。
そして気まずい再会は避けられません。
私はStellarisのコンテンツデザイナーであるCheerfulGothです。
これは私がPaybackの起源で伝えたかったストーリーです。

Paybackの起源

PaybackはBroken Shacklesの”兄弟”であり、共通の脅威によって2つの起源が結ばれています。
Minamar Specialized Industriesは、FTL以前の文明に啓蒙活動を有償で行う巨大企業です。
Broken Shacklesが過去との再接続を重視しているのに対し、Paybackの帝国の未来はただ1つ、復讐だけを見据えています。

その復讐を成し遂げる手段はあなた次第です。
敵を全滅させますか?他の奴隷を自分たちの奴隷に変えますか?
あるいは銀河評議会の議場で彼らと戦い、彼らのビジネスモデルそのものを非合法化しますか?
平和主義の帝国であってもその理想を裏切る事無く復讐を達成する手段はあるでしょう。

復讐が必ずしも暴力と同義である必要はない

ただし復讐のために性急になってはいけません。
休みましょう。時間をかけて再構築してください。
MSI(Minamar Specialized Industries)との戦いは荒廃した惑星をあなたに残しました…。
そしてあなた自身のニーズに向けて戦艦の残骸を再利用するのです。

新しい同盟国を作りましょう(Broken Shacklesの帝国は特にあなたを助ける傾向があるかもしれません)。
復讐は冷ましてから食べるのが一番美味しいということを覚えておいてください。
ただしMSIがあなたを放っておくことはないので、あまり長く時間をかけないようにしましょう。

お金を払わせたいですか?同じ気持ちです。

私たちとあなたはそんなに変わらない

ステラリスの銀河にはすでに異次元来訪者や宇宙ドラゴン、そして想像を絶する恐怖が溢れています。
PaybackとBroken Shacklesでは、プレイヤーを自分たちとあまり変わらない敵と戦わせたいと考えました。
Minamar Specialized Industriesは、植民地と資源を余分に持った先進帝国としてスタートしますが、それ以外は明確な性格を持った普通の帝国のように振る舞います。
彼らは独自の同盟を結び、銀河共同体に参加し、戦争を遂行するでしょう…。
そして、あなたが彼らに対し(復讐の)正当な権利を得る前に没落するかもしれません。

復讐する事すら奪われたらどうしましょうか?

私達の物語の起源の多くは決まった物語を提示しています。
Paybackの起源ではプレイヤーが目的を達成するための複数のツールを提供し、より一本道ではない物語を作成したいと考えました。
計画通りにいかないこともありますが、それこそがこの起源をより面白くリプレイ可能なものにすると信じています。

私たちは皆さんに敵を与えます。そして皆さんはその代償をどうやって熨斗をつけて返したいかを教えてください。

洞察

ここからはPDS_Iggyの再来です。
皆さんには是非FTL前文明への侵入をやめて欲しいと切実に願いたいと思います。

このDLCに関してよく言われる問題点が、「FTL以前の文明に出会った瞬間に侵略してしまえばいいじゃない」というものです。
が、私はここで反論を提示します。固有のテクノロジーを与えられるとしたらどうでしょうか?

Insight(洞察)テクノロジーは、FTL以前の文明を彼らに認識されること無く学習することで得られます。
それは、あなたが行き止まりだろうと見なしていた、彼らの社会が歩んできた独自のルートです。
これはある状況を通じて追跡され、それを完了すると将来の観察イベントで新しいイ洞察が付与されます。

私たちは誰からでも何からでも学ぶことができる

もし観測イベントが発生したときに特定のシチュエーションを完了していない場合は、次の洞察への進行がさらに速くなります。

何でもないと確信している

これらの洞察テクノロジーは、独自の風味豊かな効果を持つように設計されています。
いくつかご紹介しましょう。

観測ステーションにどれだけ近づくことができるか見てみましょう。

賢いハンターは環境を利用した狩りを行う

ピラミッドはどのように作られたのだろうか?調べてみよう!

このように、これらのテクノロジーによって部分的に特使が付与されるだけでなく、独自のメリットも得られます。
ですので、FTL以前の文明をスパイして研究すればするほど、できることが増えていくのです。

来週はいよいよ、Alfray Strykeからクローキング(遮蔽)について教えてもらいます!
私はまた新しい市民特性について説明するために戻ってくるかもしれません。


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介(全てを紹介するものではありません)。

Q:固有のテクノロジーはいくつありますか?
FTL以前の市民を一度も侵略しない場合、通常のゲームでそれらをすべて取得する可能性はありますか?
当該テクノロジーを全て持っていたらどうなりますか?
観測ポストは主な価値を失うのでしょうか、それとも新しい価値を得るのでしょうか。
そうでなければ、そこが観察から侵略への転換点だと思います。

A:すべてのテクノロジーを手に入れることができたとしても、シチュエーションを完成させることで得られるメリットはまだあります。
例えば観測拠点からの恒久的な+5統合力(Unity)などです。


Q:新しい起源を持った事前設定された帝国はありますか?

A:新しい起源用に事前設定された帝国がありますが、それがAIによって使用されることはありません。
Payback/Broken Shacklesの起源を持つ帝国をプレイする場合、MSIと別の起源を持つ別の帝国が出現しますが、AIがPayback/Broken Shacklesの帝国を作成することはありません。


Q:Ver3.8はいつ登場するのだろうか。

A:現在のリリース速度を維持すると仮定した場合、今年の第二四半期のパッチはVer3.8になると思います。


今回は以上とします。

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第288回の紹介でした。

今回はPaybackの起源と、FTL以前の社会を観察することによるメリットについて紹介されていました。

さて肝心のファーストコンタクトDLCですが、リリース日は2023年3月14日に決まったと昨日発表されていました。

リリースまで一ヶ月を切ってあと少しで登場のようです。

それでは( ✧Д✧) カッ!!