ステラリス 開発者日記 第272回 盟約の署名と音声読み上げ

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更新情報

2022/10/24 フォーラム内のやりとりを追記


パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第272回が掲載されています。

今回はシュラウド、アクセシビリティの機能(テキスト読み上げ)、そしてOrion βテストについてと様々な内容になっています。

お断り:以下の記事はパラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
リリース後数年を経てStellarisに公式日本語が実装されたことに伴い、管理人が翻訳した開発日記登場の用語と実際にゲーム中に登場する用語・表現が一致しない事があるかと思いますがご了承下さい。
※画像等はParadoxフォーラムより引用しています。
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ステラリス 開発者日記 第272回 盟約の署名と音声読み上げ

今回の担当はステラリス ゲームディレクターのEladrinさんです。

冒頭の挨拶

今日はいくつかの内容をお届けします。
まずCosmogoneがシュラウドの謎に迫り、次にMonzunが新しいアクセシビリティ機能を披露し、最後に私がOrionアップデートのオープンβテストに関する最新情報をお伝えする予定です。

未知を受け入れる

死の定めある存在に敬礼!

欲望の器の高名な語り手であるCosmogone氏が、今後行われるCovenants(盟約)の再設計について興味深い話を聞かせてくれるでしょう。

まず盟約を知らない方のために少し説明すると、現在ゲーム中でサイオニックのアセンションを完了すると、すべてのサイオニックが力を引き出す神秘的な次元であるシュラウドへのアクセスが許可されます。
シュラウドを探索することでランダムイベントに遭遇し、そのうちの1つは超自然的な存在と交渉することができます。
これにより帝国が修正効果を受けることができ、25年ごとにその代償を支払うことになります。

新しいアセンション の手直し(現在オープンベータでテスト中)では、伝統ツリーの最後でシュラウドをそれほど探索しなくても契約を結ぶことができるようになりました。

私はこの2つを気に入っていますが、この点についてはもう少し先に踏み込んでもいいのではないかと感じています。

私たちはパンくずを食べているアリにすぎない

再設計では最初にシュラウドに侵入しようとすると、半ランダムに選ばれた(その可能性は倫理、市民、伝統、アセンションパークなどによって異なる)現行の存在の1つと契約を結ぶチャンスが得られます。
彼らを拒否して自分でシュラウドに踏み込むこともできますが、受け入れることで現在の盟約による修正の弱いバージョンを手に入れることができます。

きっと何も悪くならないと思う

しばらくすると盟約の確認を求められます。
そこで拒否するとパトロン(守護者)とその修正効果が削除されますが、受け入れると盟約に関する状況ログが記録され、あなたの帝国が守護者とテレパシーで同調することで徐々に盟約ランクが上昇し始めます。

すべての守護者が異なるボーナスを提供しますが、それらは同じ構造に従っています。

  • 盟約締結時:帝国補正(弱)
  • 盟約確認後:テレパスのジョブは、Pop成長、艦隊上限、アメニティ、研究のいずれかを提供するようになる
  • 5年後:テレパス・ジョブのボーナスが強くなり、より多くのテレパス・ジョブ、固有ボーナスを提供する帝国独自の建物にアクセスできるようになる

  • 15年後:帝国補正が弱→強に置き換えられる

  • 30年後:リーダーを1人選んで「選ばれし者」になり、不老不死となり、固有のリーダー特性を得ることができます。
    ただしシュラウドに潜入する際に「選ばれし者」の特性を得ることは妨げられず、運が良ければ重ねて得ることも可能です!

  • 50年後:盟約の最終段階に到達し守護者それぞれに固有の、船舶コンポーネントにアクセスできるようになります。

すべてのボーナスを含む詳細な表は次のとおりです。

管理人注:以下に表がありますが、内容は今後βテストを経て変更になる可能性があるため現時点で示されている数値にどれほどの意味があるのだろうかと思います😥
ですので参考程度ということでそのまま掲載します。

選択表はこちら:

進歩のスピードは、自分の倫理観、伝統、市民、アセンションパーク、行動がいかに守護者と一致しているかに基づいています。
守護者に完全に同調し契約の恩恵をすべて解除するには、平均して約50年かかるはずです。進行状況は自発的に隠されます。
なぜなら結局のところ超自然的な存在を扱う事なのですから。

もちろん支払うべき代償がありますが、多くのイベントが変更されよりバラエティに富み、よりバランスのとれたものになるように変更されています。

これらの変更に対応するため、サイオニックの伝統ツリーに関していくつかの要素を移動しました:

最後に、特定の守護者を選びたい人のために、シュラウドにオプションが追加されています。
そこではシュラウドに踏み込む代わりに、高額のZroを支払って特定の存在とコンタクトを試みることができます。
このときその存在はあなたに会って喜んでくれるかもしれないし、交渉に応じてくれるかもしれません。
また失敗した場合は希望の守護者を得るまで何度でも再挑戦することができます。

Zroを操る者…

補足として、サイクルの終わりは今回の再設計で変更されていませんが、存在にコンタクトしようとする任意の時点で表示される可能性があります。

テキスト読み上げ

こんにちは。カストディアン チームのプログラマーの 1 人であるMonzunです。
今回の更新で追加される拡張テキスト読み上げ(Text-to-Speech:TTS)機能についてお知らせします!

設定メニューのアクセシビリティタブに移動すると、Text to Speechというシンプルなタイトルのオプションが表示されます。

これを有効にするとゲーム内の特定のインタフェースに小さなボタンが追加され、そこをクリックすると、OSのデフォルトのTTSボイスでテキストが読み上げられます。

これは長文を読むのが苦手な方でも、ステラリスの膨大な量の文章を楽しめるようにすることが主な目的です。

今、私たちが知りたいのは、次のことです。

  • 文章に興味があっても読み飛ばしてしまうことが多い方にとって、この機能は役に立ちましたか、便利でしたか?
  • ゲーム中、文章をTTSで読み上げられないのが寂しいと思ったことはありますか?
  • 読み上げ中のテキストが表示されているウィンドウを閉じても、TTSが読み上げを続けることについてどう思われますか?
  • TTSは実際に期待通りのテキストを読み上げてくれましたか?また、TTSに関連するバグはありましたか?

主に箇条書きでコミュニケーションをとる私のスタイルに則り、StellarisでのTTSについての追加情報をいくつか紹介します。

  • もう一度TTSボタンを押すと、現在の読み上げを停止します。
  • TTSがテキストを読んでいる間、いつでも一時停止メニュー(esc)を開いて、テキストを停止させることができます。この機能は、すでにテキストが表示されているウィンドウを閉じていて、TTSに読み上げを続けさせたくない場合に便利です。
  • 使用される音声はオペレーティングシステムのデフォルト言語によって支配されているので、ゲーム内の言語を変更しても、TTSの音声言語は変わりません。
  • 音声の生成自体はオペレーティングシステムによって処理されます。
    つまり最適でないように聞こえる場合がありますが、システム自体を調整することでこれに対処することはできません。
  • TTSはLinuxでは使用できません
  • 合成生命体の個人の自由に関するテキストをTTSに与えないよう、十分な注意が必要です。

この追加が役立つことを願っています。皆さんの意見を読むのを楽しみにしています!

オープンβテスト

Orionオープンβテストをプレイしてくれた数万人の皆さんに感謝します。
またスレッドでフィードバックを提供してくれた皆さんにも大きな感謝の意を示します。

Text-to-Speech用のもう一つのフィードバックスレッドを追加し、最初の週に基づいていくつかのアップデートも行いました。

管理人補足 以下スポイラーでパッチノートがありますが紹介は割愛します。

オープンβテストはこれらの変更要素で既に更新されているはずです!

更にテストを進めましょう。そして引き続きフィードバックをお寄せください!

3.6 Orion オープンベータはオプションのベータパッチであることに注意してください。アクセスするには手動でオプトインする必要があります。
Steamライブラリにアクセスし、Stellarisを右クリック→ プロパティ→ 「ベータ」タブ→ stellaris_test ブランチを選択します。

Modをオフにすることを忘れないでください。ゲームが壊れます。


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介(全てを紹介するものではありません)。

Q:テキスト読み上げ機能は考古学(遺物)にも利用できますか?

A:遺物のUIのメインテキストに対して利用できます。


Q:テキスト読み上げ機能に継続して本文を読む機能を付けて欲しい。
別のイベントが読み上げられている間に出現した新イベントを次の音読キューに入れ、継続して読み上げられるような「キューイングシステム」が欲しいです。

A:現在テキスト読み上げ機能はウィンドウを閉じた後も読み上げを続けますが、その場合はオプションの読み取りをスキップします。

キューイング用の音声読み上げ処理コードのインタフェースには機能がありますが、まず最初はシンプルに保つことにしました。
単純に「シフトをキューに入れる」という代替手段でも機能するかもしれませんね。


今回は以上です。

その他音声読み上げ機能に関するレポート等がありましたが紹介は割愛します。
この機能は概ね好意的に受け入れられている印象を受けました🙂

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第272回の紹介でした。

テキスト読み上げ機能がWindowsにあることを私はこの開発者日記で知りました😅

Windows 10だと設定→簡単操作→ナレーター→ナレーターをオンにすると進んでONにすれば使えるようですね。

StellarisでTTSを使う場合、OS側の設定で予めONにしておく必要があるのか、しなくてもいいのかはちょっとよく分かりません😥

シュラウドに関してはいろいろ修正が入るようですが、まだ決定稿ではないため数値や内容は参考状態だと思います。
また近いうちに最終的な仕様が固まってくるのではないでしょうか。

それでは( ✧Д✧) カッ!!