ステラリス 開発者日記 第183回 記憶の割り当て

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更新情報

2020/9/12
フォーラム内のやりとりを追記


パラドックス社の公式フォーラムに
ステラリスの開発者日記 第183回が掲載されています。

Stellaris Dev Diary #183 : Memory Allocation
Chronicle Drone Unit-W3 swept the plaza, as it did once every ten days since its creation. Before that, Unit-V3 had perf...

内容を見ていきます。

以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
※画像等はフォーラムより引用。
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ステラリス 開発者日記 第183回 記憶の割り当て

今回の担当はステラリス・ゲームデザイナーのEladrinさんです。

注意事項

今回の日記なんですが、これまでのステラリス開発者日記とガラッとスタイルが異なって、架空のストーリーをプレイする感じで進めるーというスタイルで書かれています(´・_・`)

しかも物語調で書かれていますので、
はっきり言って私の英語力ではあんまりうまいこと訳せません。
文章があちこちおかしな事になってると思いますがご了承くださいm(_ _)m

では進めます。

ストーリー

クロニクル・ドローンのユニットW3は、誕生以来10日に一度のペースで広場の清掃を行っていた。
以前はユニットV3がこの任務を遂行していたのだが、崩壊しつつある石造物によって何トンもの瓦礫の下にそれを押しつぶした。
W3号機の最初の任務はその瓦礫の撤去であった。

モラーノック連邦はかつて十数個の惑星からなる強大な帝国で、その巨大なエキュメノポリスの首都アズールチャリスのきらびやかな尖塔により支配されていた。
シャルダン・プロセスはディレクターを生み出したが、それはモラーノックの多くの機械の召使いたちを調整することができるゲシュタルト意識だった。
彼らはモラーノックの主人たちが芸術、科学、哲学に時間を割くことができるように働いていた。

しかし、すべてのものは衰退する。

ディスカバリー戦争によりコロニーは破壊され、容赦のない敵によって放射性の瓦礫になっていた。
敵に勝利を奪われないように、そして帝国の宝石を奪われないようにするために、ローゼン議長は自らの意思で事態を終わらせることを選択し、恐ろしい生物兵器を放ち、首都アズールチャリスを何世紀も人が住めない状態にした。

そして数世紀が過ぎた。

シャルダンの機械たちは死者を集め安息の聖域に埋葬した。
惑星を維持しようとする彼らの努力は称賛に値するものだったが、破滅的な運命をたどり、資源をあさったり、再利用したり、再配置したりしても、それだけのことしかできなかった。
植民地からの資源供給がなければ、彼らはその衰退を防ぐための戦いに敗れていただろう。

彼らの創造主たちに支配されていた星々に戻るプログラムが始まった。

モラーノック族は487年前に自滅したかもしれないが、決して忘れられることはないだろう。

メモリアル主義者

ステラリスにはたくさんの物語があります。

これは、恐ろしい敵によって破壊されたモラーノックと、取り残された者たちの物語です。

メモリアリスト(メモリアル主義者)は、私たちが将来のリリースにおいて皆さんにもたらす予定の新しい市民です。
現在の多くの市民とは異なり、一般的な帝国、機械帝国、ハイブ帝国で利用できるようになります。(Megacorpsの場合はそれらが次の四半期報告書に直接影響を与えない限り、彼らに抵抗することになります。)

機械帝国のメモリアル主義者の市民

通常の帝国のメモリアル主義者の市民

ハイブ帝国のメモリアル主義者の市民

亡くなった人を記憶し死の必然性を研究するため、メモリアリストはAutochthon Monument(起源の記念碑)セットを別の一連の建物に置き換えます。
つまりSanctuary of Repose(安息の聖域)、Pillar of Quietus(キエトスの柱)、そしてGalactic Memorial(銀河記念館)です。
これらの建物はStabilityとChroniclerのジョブを提供し、遺物や墓石の世界にも利益をもたらします。
(通常の帝国では政府の倫理的関心が高まり、ゲシュタルト意識ではデビアンシーが減少します。)

ゲシュタルト意識のメモリアル主義者は、死について少し違ったより哲学的な見方をすることがあり、真には理解できない何らかの本質を学ぼうとします。

ゲシュタルト意識のSanctuary of Repose建物

通常ののSanctuary of Repose建物

ゲシュタルト意識のGalactic Memorial建物

通常のGalactic Memorial建物

特にゲシュタルト帝国にとって、これほどの規模でフラットな安定した強化は極めて稀なことです。
Relic WorldsとTomb Worldsに追加された利点によって、少しだけゲームの風味が増すでしょう。

Chronicle Droneのジョブ(機械-ハイブ版は似たようなものですが、適当に食料やミネラルを食べます。)

Death Chroniclerのジョブ

また、メモリアリスト(ゲシュタルトを含む)は、ゲーム中に起こる特定の出来事に対して、より厳粛な反応(時に精神主義者に限定されるような)を得られる場合もあることに気がつくでしょう。
このことは、より親切な(必ずしも穏やかではないとしても)集団をロールプレイしたいと思っている人にとっては、おそらく魅力的となるでしょう。
私はメモリアリストとEmpath(共感)の特性を組み合わせることをお勧めします。

来週はメガコープがどこまで利益を最大化するのか、またMishar Cabalの生活を垣間見ることができます。

なお、Chardinは私がモラーノック連邦を作ったときに工学の研究を担当していた科学者の名前だったので、シャルダンプロセスの全ての功績を得ることとなりました。


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介。

今回、Q&Aのパラド側回答者が複数いましたので、それぞれで記載します。

——

A側:MatRopertさん(ステラリス プログラマー)


Q1:タイトルと中身が違ってて何人かが読むことをやめたでしょう😃

Q2:日記のタイトルが紛らわしい。ステラリスのメモリワーク修正についての内容だと期待した。

Q3:素晴らしい開発者日記だが、もっとドライでテクニカルな開発者日記を期待したい。

A:皆さんが真に望めば私にそのような日記を書く当番が回ってくると思いますが、ステラリスのメモリ割り当てについて伝えられることはあまりないようです。
それに日記を書くとなるとゲーム修正の更新が遅くなりますし、私はそれが嫌いですし…。

——

A側:Eladrinさん(ステラリス ゲームデザイナー)


Q:今回の市民特性(メモリアリスト)の精神主義者はペナルティなしにTombs Worldsに植民することができますか?

A:できます。


Q:すでに、トゥームワールドに生息することに対する精神主義者へのペナルティは削除済みではありませんでしたっけ?

A:はい、「真実の愛」を見つけた場合もペナルティは取り除かれます。

管理人注

「真実の愛」とはEntropic Recursion(エントロピー再起)とDoctrine: Strange Loop(教義:奇妙なループ)のテクノロジーを獲得することで発生する、Omega Alignmentのイベントを進め、選択肢の中でワームとの共生を選ぶことで獲得できます。

Q:メモリアリストをTomb/Relicの世界と組み合わせることでいったいどんな特別なことが起こるのですか?日記の中では明記されていません。

A:統治倫理への魅力と乖離の減少がTomb/Relicの世界と組み合わせる事によるボーナスとなります。


Q:特に機械帝国向けにこのようなメモリアリスト市民と他の帝国との特別なイベントや交流があるのですか?
機械帝国は、破壊された創造者たちに何が起こったのかを解明し、機械の復讐をすることができますか!?
例えば没落帝国が彼らの創造主を破壊することが使命であると見つけるような感じで。

A:今回の日記は私が自分の帝国のために作り上げたストーリーです。
メモリアリストは必ずしも悲劇的なバックストーリーを伴う必要はありません。

——

A側:RaygunGothさん(ステラリス コンテンツデザイナー)


Q:害虫駆除者や狂信的な浄化主義者がメモリアリスト市民を得ることができないのはなぜですか?

A:理由は様々です。
しかし実際のところ―少なくとも、市民をより広い範囲の帝国に関連したいとは思っています。
ただ、ある種の病的なほど内向きである帝国と、血まみれの勝利を喜びとする帝国を比較するとかなりトーンに違いもある事でしょう。
あえて言うのなら、ゲームの改造によって期待されるものが異なると言えるでしょう。
おそらく害虫駆除業者と浄化業者はもっと違う、彼らに元気を与えるような何かを渇望するでしょう…。


Q:異なる帝国タイプが同じ(多かれ少なかれ)市民を持っているというのは、これが初めてではないでしょうか?
同じ市民の3つの異なるバージョンを作成しただけなのか、それとも適切な変更を加えて誰もが同じシビックを共有できるようにするテクノロジーがありますか?

A:ある意味では、どちらでもありません。
メモリアリストの市民のそれぞれのタイプには微妙な違いがあり、ある程度独立しています。
もちろん、ハイブと機械の市民はお互いに、そして「通常の」変種と非常によく似ていますが、私たちはスクリプトとロケールを使って、それらを多少「地域化」してより関連性を持たせるのを助けています。
ゲーム内ではこれらを別々の市民として扱いますが、いくつかの共通要素を持っています。


今回は以上です。

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第183回の紹介でした。

先週とは違って文量的には大したことなかったんですが、
いきなり小説風の文章だったのでそれはそれで大変でした(´・_・`)

物語ふうのところはともかく、ステラリスにメモリアリスト(メモリアル主義者)という新しい市民が追加されるとのこと。
果たして無料か有料かはわかりませんが、たぶん有料なんじゃないですかね…?

個人的には「親切な人プレイ」ができるようになるような説明だったので、これは楽しみです。
私はゲームの中でもあんまり悪いことはしたくないなぁという偽善者小市民なので親切プレイは楽しみではあります(・∀・)

今週は以上です。