ステラリス 開発者日記 第270回「伝統」の結果(夏の実験)

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更新情報

2022/10/10 フォーラム内のやりとりを更新


パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第270回が掲載されています。

今回は伝統システムに対して夏場に開発陣が行った実験およびそれを踏まえた今後の改修内容についてのお話です。

お断り:以下の記事はパラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
リリース後数年を経てStellarisに公式日本語が実装されたことに伴い、管理人が翻訳した開発日記登場の用語と実際にゲーム中に登場する用語・表現が一致しない事があるかと思いますがご了承下さい。
※画像等はParadoxフォーラムより引用しています。
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ステラリス 開発者日記 第270回 「伝統」の結果(夏の実験)

今回の担当はステラリス ゲームデザイナーのAlfray Strykeさんです。

冒頭の挨拶

警告: これは長い開発者日記です。コーヒーを飲みながらお楽しみください!

こんにちは、また登場しました@Alfray Strykeです!
第257回の開発者日記で、夏の実験のいくつかを検討したことを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
特に「伝統」のツリーにおいて何ができるかを見、さまざまな背景要因に基づいた内容を配置することを計画しました。

さて、Eladrinは以前このように述べていました。

伝統
Ver3.1 Lemアップデートで導入した、帝国が伝統を選択することの柔軟性に基づき、@Alfray Strykeは新しい伝統ツリーの導入についていくつかの実験を計画しています。

この実験では様々なトリガーの背後に伝統ツリーを配置することで、ゲームにどのような影響を与えることができるかを調べています。
アセンション・パークやオリジン(起源)の後ろにロックされた伝統ツリーを導入するアイデアも提案されており、これらがどのようにつながっていくのかは興味深いです。

さて、ここでは何も言及されていない事がありました。
それは私は長い間ユートピアDLCから機能してきた、アセンションパスの方法をやり直したいと思っていたということです。
元々の設計フレームワークは2021年の夏に書かれたものですから、これは良い機会だと思いました。

PDXCONにおいて、参加された方向けにEladrinと私は夏の実験のプレビューを発表しましたが、それを親切にも共有してくれたコミュニティのメンバーもいらっしゃいました。

これらの実験は社内では成功しており、Ver3.6 Orionアップデートのオープンベータ版でテストを行う予定です。
ちなみにこの開発日記では、長さに合わせてセクションをスポイラー(ネタバレ)のタグに分割して、少し読みやすくしています。
また以下に登場する変更の数値および効果は、ベータテストの結果によって変わる可能性があることに注意してください。

Ver3.5でのアセンションパスの状態

まずはVer3.5におけるアセンションパスの現状をまとめましょう。

管理人補足以下、スポイラー(ネタバレ)でアセンションパスの現状について記載があります。
いつもならスポイラーの内容は紹介を割愛していますが、今回は飛ばすと日記の内容が分かりづらくなるので掲載しますm(_ _)m

スポイラー:アセンションパスのまとめ

  •  サイオニック
    • 通常の帝国のみ利用可能
    • ユートピアDLCが必要
    • 次の2つのルート:
    • Mind over Matterのアセンションパークに続いてTranscendenceのアセンションパークを取得
    • Teachers of the Shroudの起源を選択した上で、Transcendenceのアセンションパークを取得
  • Genetic(遺伝学)
    • 通常の帝国とハイブマインドが利用可能
    • ユートピアが必要
    • Engineered Evolution(設計された進化)のアセンションパークとEvolutionary Mastery(進化マスタリー)のアセンションパークが必要
  • シンセティック・エボリューション
    • 通常の帝国のみ利用可能
    • ユートピアが必要
    • Flesh is WeakのアセンションパークとSynthetic Evolutionのアセンションパークが必要
  • Synthetic Age
    • 機械帝国のみ可能
    • Synthetic Dawn DLCが必要
    • Synthetic Ageのアセンションパークが必要
    • これは実際にはアセンションパスではないものの完成のために含めています

サイボーグを人造人間への道と考えるかそれとも別のものと考えるかによって異なりますが、3つから5つのアセンション・パスがあります。
これらのアセンションパスは今や様々なテクノロジーや特別なプロジェクトを必要とする2つのアセンションパークによる構造を持つのではなく、その代わりにそれぞれに選択可能性が保証された研究オプションを提供し、伝統ツリーの形でアセンションパスへのアクセスを許可するアセンションパークとなっています。
したがって今回のアセンションパスの再設計では次のようになります。

スポイラー:アセンションパスの再設計まとめ

  • サイオニック・アセンション
    • 通常の帝国のみ利用可能
    • ユートピアDLCが必要
    • Mind over MatterまたはTeachers of the Shroudの起源
    • サイオニックの伝統が必要
  • 遺伝子アセンション
    • 通常の帝国とハイブマインドが利用可能
    • ユートピアDLCが必要
    • Engineered Evolution(設計された進化)のアセンションパークが必要
    • Geneticの伝統が必要
  • サイバネティック・アセンション
    • 通常の帝国、ハイブマインド、ドリブン同化者が利用可能
    • ユートピアDLCが必要
    • The Flesh is Weakのアセンションパーク(通常の帝国)、またはOrgano-Machine Interfacingのアセンションパーク(ハイブマインド)、または30ポップの吸収(ドリブン同化者)が必要
  • Syntheticアセンション
    • 通常の帝国と機械帝国が利用可能
    • 通常の帝国はユートピア DLCが必要
    • 機械帝国はSynthetic Dawn DLCが必要
    • Synthetic EvolutionまたはSynthetic Ageのアセンションパークが必要
    • Syntheticの伝統が必要

これらの伝統ツリーには、これまでのアセンション・パスにある特典がすべて盛り込まれています。また必要だと思われるものには新しい特典が追加されています。
ツリー内の伝統のアンロック方法については、従来のアセンション・パークのスロットを貯めゲームが一時停止している間にすべてのパスを取得する―よりもより緩やかなパス取得につながることを確認しています!

ご存知のように、この日記で示されているすべての値とアートは最終的なものではなく、テスト中に変更される可能性がありますし、ほとんどの場合は変更されるでしょう。

Psionic Ascension Path

前置きはこのくらいにして、Psionic(サイオニック)アセンションパスへと飛び込んでみましょう。

[Root.GetSpeciesAdj] 心の中にある力を解き放つのです。

ネタバレ:サイオニックアセンション フローチャート

この伝統ツリーにアクセスするにはMind Over Matterのアセンションパークを取る、あるいは(Overlord DLCによる)Shroudの起源であるTeachers of the Shroudを持っており、Psionic Theoryを研究している必要があります。

では旧来のバージョンから何が残っているでしょうか?

  • Mind over Matterは今でもテレパシーを研究オプションとして与えており、Psionic Theoryを必要とし、あなたの最初のAscension Perkとして選択することはできません。
  • Teachers of the Shroudのため、アセンションパスはまだゲームのスタート時には部分的なアンロックにとどまっており、更に進行するにはPsionic Theoryのテクノロジーが必要です。

では何が変わったのでしょうか?

  • Mind over Matterの恩恵の大部分が、オープナー(Latent Psionicの特性)またはPsi-Corpsの伝統へ移っている。
  • Transcendenceは残りの3つの伝統の間で恩恵を共有するようになった。
  • 潜在的なPsionicとPsionicの特徴によって提供される仕事由来の+5%/+10%エネルギー通貨は、これがPsionic、特に精神主義帝国のための望ましい焦点とより一致していたので、仕事由来の+5%/+10% Unity(統合力)へと置き換えられた。
  • テレパスは従来、惑星規模で+5%のPops由来の資源を提供していましたが、これはPsionicのPops由来の+5%の資源へと置き換えられました。
    これにより帝国内の非PsionicのPopsは、テレパスの存在によってパフォーマンスが向上することはなくなります。
    しかしBreach the Shroudの伝統を取得すると、この修正が+10%へ増加します。
    つまりPsi-Corpの建物由来の2つのテレパスの仕事は、すべてのポップがサイオニックである場合、惑星の資源出力に+20%を提供します。
    ですから、サイオニック帝国は他のアセンションパスよりもポップが少ないかもしれませんが、それらのポップはより効率的となります。

では何が新しいのか?

  • Psi-Corpの伝統を受け、Thought Enforcementが今や研究の選択肢として保証されるようになりました。
  • The Mind Readersの伝統は、新しい帝国の布告であるSight Beyond Sight(視界を超える視力)を与えます。
    これはあなたの艦隊の航海士に大量のZroが供給される事により次のようなかなり良いボーナスとなります:

    • +1センサー範囲
    • -15%ハイパードライブ・チャージ時間
    • -15%ハイパードライブ クールダウン
    • -15%ジャンプドライブ クールダウン
    • +15%量子タパルト精度
  • 伝統ツリーの仕上げとして、50の勅令基金と完成するとランダムなShroud Entityと契約を結べるようになる特別なプロジェクトが与えられます。

Genetic Ascension Path

サイオニックとは対象的に、Geneticの伝統ツリーは伝統そのものが特別なプロジェクトを背景として固定化されていないため若干シンプルです。
これはこのツリーを最大限に活用するためには、種を変更するためにかなりの数の特別なプロジェクトを行う必要があるためです。

遺伝的に完璧なものが得られたらどうなるでしょう?

ネタバレ:ジェネティックアセンション フローチャート

変更点は?

  • Engineered EvolutionとEvolutionary Masteryによる恩恵は、伝統ツリーを通じて論理的に進行するように配置され、より高度な種の改造を徐々にアンロックできるようになりました。

何が新しいのか?

  • Efficient Cloning(効率的クローン作成)は、維持費を増やさずにクローン・バットの出力を2倍にし、より金属的な道を好む帝国との競争力を多少高めることができます。
  • Enhanced Expression(発現強化)は、改造した種に別の形質ピックを追加することができ、より多くの形質を種に詰め込むことができます。
  • Geneticの伝統を完成させると、特別な遺伝子トランステクノロジーを研究できるようになります。
    これらのテクノロジーによって、非リソイドにリソイドの形質を、非プラントイド/ファンゴイドにプラントイドの形質を加えることができ、さらに特定のリヴァイアサンのDNAを採取していれば、あなたの種の遺伝コードにかなり特殊な形質を継ぎ足すことができます。
    利用可能なリヴァイアサンの特性は以下の通りです。

    • ドレイク・スケイル(エーテル・ドレイク、シャード、スカイ・ドラゴン)
      • この特性は、プレイヤーがスペース・ドラゴン(エーテル・ドレイク、シャード、スカイ・ドラゴン)から遺伝子を採取していることが条件となる。
        これはリヴァイアサンを倒したときのイベント・オプションとして提示される。
      • コスト:3
      • 各ポップは毎月0.025の合金を生成する
      • +50%軍の体力
      • 他の資源生成系の特性とは相互排他的
    • ヴォイドリング(Voidspawn)
      • コスト:3
      • この特性はプレイヤーがVoidspawnから遺伝物質を採取していることを必要とする。
        リヴァイアサンを倒したときにイベントオプションとして提示される。
      • 食料または鉱物の維持コストをすべてエネルギー通貨の維持コストに置き換える。
      • すべての惑星の居住可能性が50%になる。
      • Phototrophic、Radiotrophicの特性と排他的である。
    • ポリメリック(ティヤンキの長)
      • コスト: 3
      • この特性はプレイヤーがTiyanki Matriarchから遺伝物質を採取していることが必要である。
        これはリヴァイアサンを倒したときのイベントオプションとして提示される。
      • 1ポップあたり0.05アセンブリを得る
    • 私たちはまたいくつかの不足している要素を補うためGenetic Creationによってアンロックされるい新しい上級特性を追加しました。
      • Vat-Grown
        • コスト:3
        • -25% Pop成長速度
        • +25% Popの組み立て速度
        • -10% 住宅使用量
      • Felsic
        • Lithoid種族DLCが必要
        • コスト: 2
        • 家畜と加工から得られる鉱物+2
      • Natural Machinist
      • コスト: 2
      • 仕事から得る合金+10
      • 仕事による消費財+10%

CyberneticとSyntheticについて

Cybernetic(サイバネティック)とSynthetic(シンセティック)のアセンションに移りましょう。
最初に私たちはシンセティックのルートを2つに分けました。
なぜならmind-uploading(精神転送)のルートをたどることなく、あなたの帝国を全面的にサイバネティクスの受け入れに専念させることができる方がより適していると感じたからです。

サイバネティック・アセンションはロボット工学のテクノロジーラインからはアンロックされなくなり、代わりにあなたの集団がアクセスできる基本的なサイバネティック・アップグレードを表す新しいテクノロジーが追加されました。
またPowered Exo-Skeletonsにも変更が加えられています。

Powered Exo-Skeletonsのテクノロジー/改良型サーボモータ
階層1、工学ー産業
+5%地上軍ダメージ
+5%労働者/メニアルドローン出力

統合サイバネティクス/適応サイバネティクス
必須:Powered Exo-Skeletonsのテクノロジー/改良型サーボモーター
階層2、工学ー産業
+5%居住性

Neuro-Quantum Links
必須:Integrated Cyber​​neticsのテクノロジー
階層3、物理学―コンピューティング
+5%スペシャリスト/複雑なドローン出力
このテクノロジーは駆動された同化装置には利用できません

サイバネティックのアセンションはハイブマインドと駆動された同化装置でも利用できるようになったので、彼らもThe Flesh is Weakにアクセスできますが、名前と説明は変更されています。

The Flesh is Weak/Organo-Machine Interfacing アセンションパーク
通常の帝国、ハイブマインド、駆動された同化装置が利用可能

    • 通常帝国とハイブマインド:
      • Integrated Cybernetics(統合サイバネティクス)テクノロジーが必要
  • 駆動された同化装置:
    • 必須:30ポップを同化ずみ
  • 通常帝国とハイブマインド:
    • Gain Neuro-Quantum Linksの研究オプション
  • 駆動された同化装置:
    • Adaptive Cyberneticsの研究オプションを獲得
  • サイバネティックの伝統を取得可能

Cyberneticのアセンションパス

サイバネティック(Cybernetic)の伝統は複数の帝国タイプが利用できるため、それぞれの帝国が異なるものを得られるよう、いくつかの伝統の入れ替えが行われています。

ネタバレ:サイバネティックアセンション フローチャート

ネタバレ:通常のサイバネティックの伝統

  • オープナー(新規取得時)
    • The Flesh is Weakの特別プロジェクトにアクセスする
  • 伝統 1:Transubstantiation Synthesis
    • The Flesh is Weakの特別プロジェクトが完了している必要がある。
    • サイボーグに有機種を同化させることができる(Hive-Mindsの内外を含む)。
  • 伝統 1:Organ Harvesting(狂信的浄化主義と選択)
    • The Flesh is Weakの特別プロジェクトが完了している必要がある。
    • パージが進行中の惑星は、+10%のpop成長速度を獲得する。
  • 伝統 2: Metabolic Reprocessing(代謝再処理)
    • -10% サイボーグ維持費
  • 伝統 3: Integrated Anatomy(統合化解剖学)
    • サイボーグの特性(ロボットの特性に基づく)をサイボーグに追加/削除できます
  • 伝統 4: Assembly Standards(スタンダードアセンブリ)
    • 標準ポリシーをアンロックしロボット工学者がロボットの代わりにサイボーグを組み立てることができるようにする。
  • 伝統 5: Modular Cybernetics(モジュール式サイバネティックス)
    • Modify Speciesの特別プロジェクトコストを-50%
    • +1 生物学的特性ピック
  • フィニッシャー(最終):
    • +10% サイボーグ出力
    • +1 生物学的特性ピック

ネタバレ:ハイブマインドのサイバネティックの伝統

  • オープナー(新規取得時)
    • The Flesh is Weakの特別プロジェクトにアクセスする
  • 伝統 1:Transubstantiation Synthesis
    • The Flesh is Weakの特別プロジェクトが完了している必要がある。
    • サイボーグに有機種を同化させることができる(Hive-Mindsの内外を含む)。
  • 伝統 1:Organ Harvesting(狂信的浄化主義/Terravoresと選択)
    • The Flesh is Weakの特別プロジェクトが完了している必要がある。
    • パージが進行中の惑星は、+10%のpop成長速度を獲得する。
  • 伝統 2: Metabolic Reprocessing(代謝再処理)
    • -10% サイボーグ維持費
    • -10% サイボーグ帝国のサイズ
  • 伝統 3: Integrated Anatomy(統合化解剖学)
    • サイボーグの特性(ロボットの特性に基づく)をサイボーグに追加/削除できます
  • 伝統 4: Synaptic Sub-Processing(シナプスサブプロセッシング)
    • -50% 地区由来の帝国サイズ
  • 伝統 5: Modular Cybernetics(モジュール式サイバネティックス)
    • Modify Speciesの特別プロジェクトコストを-50%
    • +1 生物学的特性ピック
  • フィニッシャー(最終):
    • +10% サイボーグ出力
    • +1 生物学的特性ピック

ネタバレ:サイバネティックの駆動された浄化主義の伝統

  • オープナー(新規取得時)
    • 有機生命体のポップを同化すると工学研究が提供されるようになった
    • 同化から提供される全ての資源が増加する
  • 伝統 1: Inevitable Assimilation
    • ハイブマインドのポップを同化できるようになった
    • +1ポップ同化(1惑星・1年辺り)
  • 伝統 2: Metabolic Reprocessing(代謝再処理)
    • -10% サイボーグ維持費
    • -10% サイボーグ帝国のサイズ
  • 伝統 3: Integrated Anatomy(統合化解剖学)
    • サイボーグの特性(ロボットの特性に基づく)をサイボーグに追加/削除できます
  • 伝統 4: Crucible Worlds
    • 特別なCrucible Worldsの惑星決定にアクセスできるようになる
    • Crucible Worldは、Crucibleドローンによってポップの成長が大幅に向上しますが、ポップの維持コストや生産量にペナルティがあり、特定の建物には制限が設けられています。
  • 伝統 5: Modular Cybernetics(モジュール式サイバネティックス)
    • Modify Speciesの特別プロジェクトコストを-50%
    • +1 生物学的特性ピック
  • フィニッシャー(最終):
    • +10% サイボーグ出力
    • +1 生物学的特性ピック

サイバネティック・アセンションを拡張するために、Integrated Anatomy(統合解剖学)の伝統を受け継いだ後、サイバネティックのポップにのみ使用できるサイバネティック特性を追加しました。
これらの特性は正常な生物学的形質ポイントと選択の際の制限を利用しますが、生物学的特性によっては阻害されません。
サイボーグに利用可能な特性はロボット種に利用可能な特性に基づいていますが、特性ポイントの点ではわずかに安価です。その一方、ポップに少量のエネルギー通貨維持コストを与えています。
これらの特性は次のとおりです。

ネタバレ:サイバネティック特性

ポジティブな特性
これらはすべて、月あたり0.5エネルギー通貨分ポップ維持コストを増加させます。

  • パワードリル:コスト1、仕事由来の鉱物+15%
  • ハーベスター:コスト1、仕事由来の食料生産+15%
  • 超伝導:コスト1、仕事由来のエネルギー通貨生産+15%
  • 効率的プロセッサー:コスト2、仕事由来の資源+5%
  • ロジックエンジン:コスト1、仕事由来の研究が+10%
  • ロイヤリティ回路:コスト1、幸福度+10%
  • ダブルジョイント:コスト1、人口増加率-10%、移民増加率+15%、再定住コスト-25%
  • 拡張メモリ:コスト1、リーダーレベル上限+2
  • 耐久性:コスト1、ポップアメニティ使用-0.5
  • 学習アルゴリズム:コスト1、リーダー経験率+25%、リーダーレベル上限+1
  • 合理化プロトコル:コスト1、POP由来の帝国サイズ-10%
  • 取引アルゴリズム:コスト1、仕事由来の取引額+25%

負の特性

  • かさばる:コスト-2、ポップ住宅使用率+10%、移民によるポップ住宅の増加-15%、再定住費用+25%
  • 高メンテナンス:コスト-2、ポップアメニティ使用+0.5
  • パワーイニシアチブ:コスト-1、ポップ維持コストのエネルギー通貨を1エネルギー通貨/月増加させる
  • ニューラルリミッター:コスト-2、リーダー経験率-25%、リーダーレベル上限-1
  • 高帯域幅:コスト-2、POP由来の帝国サイズ+10%

またTrading Algorithms(取引アルゴリズム)はロボットとサイボーグの両方で利用できます。

機械のアセンションパス

では機械のパスに行きましょう…

まず最初に、Synthetic Ageのアセンションパークと通常の帝国のオプションを比較したところかなり不利な結果となりました。
たった+2の特性ポイントと-33%の種族改造コストがあらゆる機械知性にとって残った多くのものとなっていました。
そのため私が最初に行いたかったことの1つは、機械知性体がシンセティックのパスを利用できるようにすることでした。
この伝統ツリーにアクセスするために必要なアセンションパークは以下の通りです。

Synthetic Evolutionアセンションパーク
通常帝国が利用可能

  • 必要条件:ドロイドのテクノロジー
  • 研究オプションとしてGain Syntheticsが出現
  • シンセティックの伝統が利用可能となる

Synthetic Ageアセンションパーク
機械知性帝国が利用可能

  • 必要条件:マシンテンプレートシステムのテクノロジー
  • 研究オプションとしてBinary Motivatorsが出現
  • シンセティックの伝統が利用可能となる

合成時代の幕開け

ネタバレ:シンセティックアセンション フローチャート

ネタバレ:通常のシンセティックの伝統

  • オープナー(新規取得時)
    • ロボットリーダーの募集を許可する
  • 伝統 1: Maintenance Protocols(保守プロトコル)
    • -10% ロボットのアメニティ使用量
  • 伝統 2: Optimization Algorithms(最適化アルゴリズム)
    • +10% ロボット出力
  • 伝統 3:Synthetic Age
    • Syntheticsのテクノロジーを研究する必要があります
    • 非浄化主義の場合:
      • Synthetic Evolutionの特別プロジェクトが付与
      • 有機体、ロボット、機械種をシンセに同化させることができる(特別プロジェクトの完了後)。
    • 狂信的な浄化主義の場合:
      • +10% ロボット組み立て速度
  • 伝統 4:Prefabricated Components
    • Modify Species 特別プロジェクトのコスト-50%
  • 伝統 5: Solid-State Actuators
    • +2 ロボット改造ポイント
  • フィニッシャー:
    • ロボットの特性選択 +1。
    • ロボット工学者の仕事が首都建物に+1される

ネタバレ:機械のシンセティックの伝統

  • オープナー(新規取得時)
    • ロボットと機械種を主要な機械種に同化することができる。
  • 伝統 1: Maintenance Protocols(保守プロトコル)
    • -10% 機械のアメニティ使用量
  • 伝統 2: Optimization Algorithms(最適化アルゴリズム)
    • +10% 機械出力
  • 伝統 3:Efficient Power Systems(効率的パワーシステム)
    • 機械の特性選択 +1
  • 伝統 4:Prefabricated Components
    • Modify Species 特別プロジェクトのコスト-50%
  • 伝統 5: Solid-State Actuators
    • +2 機械改造ポイント
  • フィニッシャー:
    • 機械のリーダーがシンセティックの特性を得る
    • レプリケーターの仕事が首都建物に+1される

ここで行った変更のいくつかは、かなりスパイシーなものだと思われるかもしれません。
なぜならロボット技術者の数を首都の階層によって増減させなくなったことで、得られるロボットの組み立て量が大幅に減ったからです。
しかし私たちが加えた変更の中でも、すべての種(他の帝国のロボットを含め)をあなたのシンセティックに変換する機能は私のお気に入りの1つです。

この再設計と並行して行ったもう1つの変更はMechanists(メカニスト)の起源が、+15%のロボット構築速度、+1のロボット特性ピック、およびゲーム開始時から研究オプションとして利用可能な機械テンプレートシステムのテクノロジーといった内容と引き換えに、ロボット維持コスト-5%の修正を失ったことです。

今週はここまでです!
twitch.tv/paradoxinteractiveにて3 PM CEST (UTC + 2)にゲームディレクターのEladrinが戦闘のバランス調整についてライブストリームで披露しますので、ぜひご参加ください!


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介(全てを紹介するものではありません)。

Q:狂信的な浄化主義者はこのアセンションパスを通してロボットになれないのでしょうか?

A:彼らはロボットになれますが他の文明を同化させることはできません。


Q:ポップ テンプレートの管理に変更はあるのか?

A:まだ何の予定もありませんがこの件はデザインチームで共通して改善の余地があることを認識しています。


Q:開発者はバニラ状態のゲームに伝統スロットをもう 1 つ追加することを検討していますか?
あるいはアセンションの伝統のために特別なスロット(または0スロットコスト)の導入などはありますか?

A:アセンションパスを選択し伝統ツリーを1つ減らすことによるコスト削減がこのリワークにおける肯定的な側面であると見なしています。


Q:オーバーチューンされた帝国はサイバネティックになれるのか。

A:なれます。


Q:ハイブマインドがサイオニックになれないのはなぜですか?

A:このリワークの大部分は私の実験的プロジェクトとして行われ、自己啓発期間および夏の間に行われ、限られたアート、コード、および物語のデザインのサポートの範囲で作業を行ったため、ハイブマインドにサイオニックへのアクセスを与え、かつそれを公正に行うには、利用可能なリソースよりも多くのリソースが必要になると判断しました。


Q:遺伝子改変が科学研究の部門を数か月または数年必要としないのであれば嬉しかった事でしょう。

A:遺伝子とロボットの改造作業をやり直すことは、@Alfray Strykeが夏の実験の一環として行える事の範囲外となりましたが、todoリストには含まれています。
(「いつ」というはっきりとした目標ではありませんが。)

今後もっと良くなる可能性があります。

カストディアン・イニシアチブがもたらす私たちに与えられたリリース サイクルの良い点の1つは、物事を改善する機会が常にあり、適切に優先順位を付ける必要があるということです。


Q:新しいサイバネティック特性を利用するために、より多くの特性ポイントを獲得できますか?
提供されたネガティブな要因を通じて追加のポイントを取得することが設計意図になっていますか?

A:現在の設計意図は負のサイバネティック特性によって正の特性を取得するためのポイントを提供することですが、常に最終的な数値が最終的なものであるとは限らず、オープンベータ中のフィードバックにより状況が変化する可能性があります。


Q:ロボット製造速度に対するボーナスは、サイボーグの製造速度に影響しますか?

A:いいえ。ロボット工学者は有機的なポップアセンブリを提供するようになります。


Q:オーバーロード(君主)がアセンションを臣民に排出する計画はありますか?
たとえばエネルギー通貨などと引き換えに、年に数個のポップを変換する建物などです。

A:現在の計画はありませんが、これは将来のカストディアンチームの更新に対する素晴らしい提案のように思えます。


Q:生物学的にアセンションした帝国は、サイバネティックのテンプレートをpopに適用できますか?

A:いいえ。


Q:ハイブマインドがサイバネティックスを取得すると、ロボティクスを取得できますか?

A:いいえ。


Q:シンセティックのポップアッセンブリを弱体化するのはちょっとやり過ぎな気もします。

A:ネタバレ


Q:シンセティックを研究しなくてもシンセティックのパスを完了できるのか。

A:シンセティックエイジの伝統の要件はシンセティックのテクノロジーを研究していることです。


Q:アセンション パスを使用しなくても、シンセティックを取得できますか?

A:現在、Syntheticsの技術を研究することはできますが、ロボットリーダーは伝統に縛られています。
変更すべきかどうかフィードバックを注意します。


Q:サイバネティックアセンションとシンセティックアセンションは、他のすべてのアセンションと同様に相互に排他的になりますか?

A:4つのアセンションパスはすべて相互に排他的です。


Q:リヴァイアサンのDNA採取プロジェクトの要件は何ですか?
すでにトランスジェニックを持っている必要があるのか、それともgeneticのアセンションパークを使用している必要があるのでしょうか?
あるいは、これは通常の帝国が「万が一に備えて」収穫できるものなのでしょうか?

A:リヴァイアサンからDNAを採取するには、Gene Tailoring(遺伝子調整)のテクノロジーを研究し、他のアセンションパスのいずれかはスタートしていない必要があります。


他にも色々とありましたが、まだまだ(いつも以上に)不確定な要素もあるようで、予定されているβテストによっては色々と変更になる可能性もありそうです。

今回は以上で締めたいと思いますm(_ _)m

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第270回の紹介でした。

思ったより文量が多くて、記事作るのにかなり時間がかかってしまいました。
誤字脱字等あると思いますが後日時間を見て修正しておきます😥

今回触れられていた内容はこれからβテストを行い、そこで出てきた意見等を参考に今後実際に製品版に実装されるまでには内容が大きく変わると思われます。
なので参考程度という感じで捉えておいたほうが良さそうですね。

それでは( ✧Д✧) カッ!!