2020/12/5
フォーラム内のやりとりを追記
パラドックス社の公式フォーラムに
ステラリスの開発者日記 第194回が掲載されています。
今回も現在開発チームがテストしている内容の紹介で、先週に続いて異星人とのコンタクトに関する内容となっています。
おことわり
今回の日記で出てくる「Intel」という単語ですが、Intel(インテル)として扱えばいいのか、意訳して知識、情報といった感じにすればいいのか今ひとつ判断がつきませんでした(´・_・`)
一応本文中ではIntel(インテル)という表記で進めましたが、今後有志日本語訳翻訳の方々の判断で表記が変わってくるかもしれません。その場合は読み替えてください。
※画像等はフォーラムより引用。
ステラリス 開発者日記 第194回 Intel
冒頭のあいさつ
みなさん、こんにちは!
先週、私たちはファーストコンタクトを確立するために行っているいくつかの変更について話し始めました。
また先週約束したように今日もプレイヤーが異星人帝国についてもっと学ぶことができる方法について話しを続けます。
今日話すことはすべて進行中の作業であり、完成時の状況を正確には反映していない可能性があります。
とはいえ、私たちは皆さんの考えを聞きフィードバックを読みたいと思っています!
背景にあるもの
ゲームの中で異星人の文明についてもっと学ぶことになるとするならば、多くの失われた可能性が常在しているのではと感じました。
例えば異星人帝国とのコンタクトを確立した直後に、多くの情報を持っているのは好ましく無いことです。
これまでは彼らの国境がすべて明らかになり、外交画面において他の情報のほとんどが明らかになっていました。
私たちはそういった事について多くを変えることを目指しています。
私たちは宇宙人の文明というものがもっと神秘的で未知のものなのだと感じて欲しいのです。
私たちは異星人帝国についてより多くのことを学ぶ体験が、探索と同様に重要で楽しい側面になることを望んでいます。
戦場の霧
先週簡単に紹介したように、戦争の霧や他の帝国についてどのような情報が得られるのかについていくつか変更を加えています。
最近コンタクトが成立した帝国が占有しているすべてのシステムと国境線は表示されなくなり、その代わりにIntel(インテル)の保有量に関連付けがなされます。
これは異星人帝国を真により神秘的に感じさせるものであり、私たちが好むところです。
銀河南東への帝国に関する情報は非常に限られています。彼らの母星と科学船が探検した国境を見ることができます。
右上の黄色い帝国から見た銀河です。
私たちがほとんど知らない帝国がたくさんあり、また未発見のものもたくさんあります。
Intel
上で述べたように、私たちの第一の目標は異星人の帝国にもっと神秘的で未知のものを感じさせることです。
情報を隠し、他の帝国についてより多くの情報を得られるようにしたかったのです。
私たちの目標は、IntelゲームをStellarisの探索における側面の一部とすることにあります。
異星人帝国は最近私たちとのコミュニケーションを確立しました。友好的でしょうか…?
では、インテル・ゲームをどのように設計したかを見てみましょう。
まずIntel(インテル)がありこれは0から100の間の値となります。
そして現在のインテルの値があり、また「ターゲット」インテル値があり、その値まで拡張することが出来ます。
通常Intelにはフロアがあります。
これは、次のようないくつかの要因に応じた対象内容を行うための最低値です。
- 外交協定(研究協定、商業協定など)
- 信頼度
- 非公開内容(あなたからは何も見えません)
外交協定や信頼関係などの条件によって、インテルは時間とともに成長していきます。
Intelのカテゴリー
Intelは、政府、軍事、外交、経済、テクノロジーなど、さまざまなインテルのカテゴリーに分かれています。
カテゴリーにはゼロからフルまでさまざまなIntelレベルを設定できます。
つまりインテルのカテゴリーとそのレベルによって、どの情報にアクセスできるかが決まります。
次に例を示します。
- 低政府インテル(インテル:10)は、帝国の名前、権力、倫理、首都の場所などの基本的なことを明らかにします。
- 低軍事インテル(インテル:40)は、スターベースと相対的な軍事力を明らかにします。
- 中政府インテル(インテル:40)は、市民と出身地を明らかにします。
- 中外交インテル(インテル:50)は見解の相違を明らかにし、他の帝国との外交協定を確認します。
他の帝国に対して使用されているIntelは、Intelのカテゴリーに大きな影響を与えていますがそれだけが原動力ではありません。
また,特定のカテゴリーのIntelレベルを通常のIntelレベルよりも高くすることもできます。
その一例がIntel Reports(インテル・レポート)であり、今後の開発者日記で他の例を紹介します。
Intel Reports(インテル・レポート)
インテルレポートを使用すると、特定のカテゴリーのより多くの情報を時間に基づいて取得できます。
例えば、720日間有効なIntel Reportを入手して、高レベル軍事インテルを入手することができます。
そうでない場合、高軍事インテルについては、帝国に80インテルが必要になる可能性があります。
管理人注:ここの原文では表記が「High level of Military Intel」と「High Military Intel」で微妙に異なっているのが気になりました(´・_・`)
インテルレポートを使った場合、高レベルミリタリーインテルであり、通常80インテルを要する高ミリタリーインテルと微妙に異なるのかもしれません(単に英文表記上の違いで実際は一緒なのかもしれないけど)。
古くなったIntel
知識は力であり、Intelは知識の形態です。そして力というものは通常低下するものです。
Intelも同様です。以前にアクセスできた情報にアクセスできなくなる可能性があります。
場合によっては、このIntelは古いIntelであるとして表示されます。
インテル、何ヶ月も自宅で仕事をしているような気がします。
あなたがかの帝国について知っていた最後の情報は、彼らは多くの点であなたよりはるかに弱かったというものでしたが、おそらく彼らは今に至るまでに彼ら自身の艦隊を強化したのではないでしょうか?
古いインテルでは、帝国の国境線が変更されたかどうか分からなくなる可能性もあります。
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今週は以上です!今後拡張に向けてゲームがどの様に変化しているかについて、Intelをある程度理解してもらえたかと思います。
以上
フォーラム内のやり取り(Q&A)
ステラリス ゲームデザイナー Eladrinさんの回答
Q:外交力に基づいてより多くの情報を見ることができないでしょうか?
A:詳細が不明な情報は、さまざまな程度で難読化される可能性があります。
ただ判明する前でも推測できるかもしれないことがいくつかあるでしょう―例えば、もしあなたがGaia World Habitabilityのポップを見つけたら…あなたはおそらく彼らのオリジン(起源)が何であるかは理解できるでしょう。
ステラリス ゲームディレクター grekulfさんの回答
Q:次のメジャーアップデートはいつ頃になるでしょうか?
A:少しかかります。「すぐに」ではありません。
Q:ライバル関係を宣言するには、劣勢から優勢への格付けが必要です。
インテルはこの要件にどのような影響を与えるのでしょうか?
A:そのような主張や要求をするためにインテルが要求されるかもしれません(例えば逆臣化なども)。
最終的な設計はまだ決まっていません。
今回は以上です。
他にも2つほど開発陣がコメントしているものがありましたが、紹介するような内容でも無かったので省略しました。
感想・まとめ
以上、Stellaris 開発者日記 第194回の紹介でした。
「Intel」、「戦場の霧」の導入となんだか同じParadox社のHoI4みたいになってきましたね。
新要素が入ることで相手帝国の未知の要素を探っていく楽しさが出てきそうですね。
一方で面倒くささに繋がらないかなぁ…という心配もありますが、その辺りはうまくバランスを取ってくれることに期待したいですね。
それではまた( ✧Д✧) カッ!!