ステラリスにスタートレックの世界をもたらすMod、
ST:New Horizonsの開発者日記、第8.8回目を紹介してみたいと思います。
前回紹介したのは8.5の回でした。
そして今回ST:New HorizonsのModページに投稿してあるのは8.8です。
Modページを見ると、今回は文章が書いて無くて開発者の方のブログへのリンクが貼ってあります。
そちらのブログには8.6、8.7もあります( ´Д`)
その2回をModページで紹介しなかった理由は分かりません。
あまり大きなトピックではなかったということなのかもしれません。
(実際ざっと読んだところそんな印象を受けました。)
というような事があり、今後紹介をどうするか迷うところなんですが
一応、ST:New HorizonsのModページで通知があった分だけ紹介したいと思います。
ST:New Horizonsの紹介はこちら。
管理人のAAR一覧はこちら。
ST:New Horizons開発者日記 第8.8回 2019/7/4
冒頭の挨拶
エキサイティングな変化がSTNHで起こっています。
最新の開発者ブログで、ワープのオーバーホール、ペーシングの改善、そして戦闘バランスの計画について読んでください。
※以下ブログの内容を訳して紹介します。
スピード、レンジ、ワープ
私がよく聞くユーザーの懸念の一つは、STNHの船が遅すぎるということです。
もちろんこのほとんどは設計によるものとなっています。
つまり私たちが行った設計上の決定の多くとして、スタートレックの知識と感覚にもっと合うよう、より戦略的で進行ペースの遅いゲームを奨励することを目的としています。
しかし、これはバニラ版から移行してくるプレーヤーに知覚の問題をもたらします。
そして所要時間を正確に考慮してイベントスケジュールを調整することは必ずしも容易ではありません。
この問題の多くはバニラ版と関連していて、それは有名なステラリスVer2.0のベースゲームのアップデートに遡ります。
ハイパーレーンの変更は、最終的にStellarisコミュニティ全体で好意的に受け入れられ、Paradoxによる正しい設計決定および思考によって動機付けられましたが、当然のことながらST:New Horizonsにとっては困難な移行となりました。
スタートレックの世界はワープに基づいているからです。
この問題に対する私たちの回避策は今の所かなりうまくいっていますが、実はこれはわれわれが関わらなくてもできる、ごく普通の(内部)機能であることは周知の事実です。
しかし、 「正しい」 ワープを取り戻すことは不可能であり、船は現在、恒星系の全範囲を亜光速で移動することを余儀なくされています。
外部から見ると答えは単純に見えます。
つまり亜光速スピードを上げてワープスピードを下げるだけで、より「trek」を感じさせ、よりワープの旅を意味のあるものにすることができます(従って、ワープ速度の増加がより重要となります)。
しかし、ここに通常の移動スピード対戦闘スピードの問題が発生します。
ステラリスVer1.7前後では、Paradoxは2つの古い変数「戦闘速度」と「亜光速速度」を1つに統合しました。
その結果、船は同じ速度で星系内を移動します。
亜光速での速度を劇的に上げることは、戦闘中でもはるかに速く移動することを意味します。
それは、慎重に検討された多くの計算を単純に議論の余地のあるものに変えてしまうでしょう。
船が数秒で敵との距離を近づけることができるならば、長距離砲のポイントは何になるのでしょうか?
彼らが簡単に軽駆逐艦の群れの周りを動くことができるならば、遅く、巨大な船体を持つことのポイントは何でしょうか?
戦闘の感覚、武器の射程バランス、さまざまな船の行動がすべて劇的に変更され、また単純化されなければならないでしょう。
これは明らかに私がやりたいことではありません。
何人かのプレイヤーは、亜光速のスピードを上げずにワープを遅くすることの検討を提案しました。
この問題についての調査では予想通りの結果が得られました。
つまり、ほとんどのプレイヤーはこれ以上ゲームを遅くしたくない事でしょう。
しかし、私たちの最新のチームメンバーの1人からの提案(感謝Newtありがとう!)は興味深いアイデアをもたらしました。
それは、なぜ我々は単に戦闘速度を偽造しないのか?というものです。
このアイデアは議論とブレーンストーミングの急増となり、そしていくつかの反復検証と開発を経てきました。
最終的な概念はシンプルです:ゲーム内のすべての戦闘艦は範囲内の敵の戦闘を遅くするオーラを持つ。
このトリックは、パフォーマンスを大幅に向上させることなく、また既に密度の高いシップデザイナーのUIを混雑させることなく、うまく機能させることでした。
私は個人的にパフォーマンスに最も関心を持っていました。
それはゲーム内のすべての船が効果のあるオーラ領域を持つことになるからです。
結局のところなぜParadoxが何年も前に戦艦のオーラ採用をやめたのかという懸念があったからです。
私たちのテストによると、原理的にはこの数年にわたりオーラは私たちのすべての処理サイクルのうちの測定可能な数パーセントの部分に関係しています。
それ自体は重要なことですが、すでに存在するオーラコスト(オーラを持つ駆逐艦や巡洋艦その他の船から)に加えて、スローダウンのオーラを加えることは、実質的に無視できる程度です。
ですので、このアイデアは機能し簡単に実装できます。
では、これが実際に何を意味するのでしょうか。
次のメジャーパッチでは、ゲーム内のすべての船が目に見えないオーラ(範囲150で、これ以降「戦闘範囲」と呼ばれる)を生成します。
スラスターなどの利点を考慮に入れる前に基本速度を50%上げます。
長距離武器はバフにより効果がブラッシュアップされ、それらのうちのいくつかは範囲150より長くさえなるでしょう。
artillery(砲撃)艦が戦闘区域外で有効になることを可能にし、それらがもう少し有効になることを願っています。
このオーラはそれ自体の効果が重なることはありませんが、別の(ヒーロー船がそれを無視できるようになります。これは、導入後に検討する予定です。)チャンネルに置き換えられ、打ち消すことができなくなります。
また、traffic commandなどの利点も相殺されるため、友好的な星系で戦闘中の船は、戦闘中におけるこの奇妙な速度の利点を得られません。
船の速度をさらに低下させるトラクタービームのようなオーラがあり、それらは別のチャンネルとなります(それは「戦闘中」 の減速オーラと効果が重なるでしょう)。
すべての船の基本亜光速速度は2倍になり、traffic commandの効果は35%から50%に増加します。
traffic commandはまた、階層1のテクノロジーとなりより手に入れやすくなるでしょう:この目標は、プレイヤーが戦闘中でないときに、非常に素早く自分の星系を横断して移動できることです。
「ワープ速度」(またはハイパーレーン移動速度)は、元のレベルの約35%遅くなります。
さらにそれを減らす事はできたでしょうが、ステラリスVer2.0より前に存在していたStellarisエンジンの古いバグを再発見してしまいました:エンジンブレーキのようにゆっくり動かすことは可能ですが。
以上のような事はあるものの、全体のワープ速度の利点は最大で約+200%から最大で約+1000%に増加し、新しいワープエンジンでは速度と実際の移動時間が著しく増加しています。
その結果、初期のゲームでは、ワープ速度を下げても移動時間はさらに速くなり(亜光速移動が速いため)、ゲーム終盤では移動時間が現在の約半分になる可能性があります…しかし、ゲームプレイ全体のテンポとゲームバランスは劇的に変えることはありません。
もちろんこれは魔法の弾丸ではありません。
星系間の移動は、本質的には依然として模擬ハイパーレーン移動であり、船はワープポイントからワープポイントへ物理的に移動する必要があります。
亜光速移動は依然として移動時間の大部分を占めるでしょう。
しかし、うまくいけば、これらの変更は次のようになります。
A.退屈な「ダウンタイム」において船が自帝国内を旅するのに費やす時間を減らせる。
B.遠距離武器をより実行可能にする。
C.ワープテクノロジー、ワープ速度を上げるユーティリティやコンポーネントをもっと意味のあるインパクトのあるものにする。
D.敵艦隊の迎撃をより意味のある戦略にする。
この変化は、ヒーロー船の導入と経済の見直しとともに、来月中旬に予定されている次のメジャーアップデートに予定されています。
これでおしまいです!
私は皆さんがこの内容が面白いと感じたことを望みます。
以上
感想・まとめ
ST:New Horizons 開発者日記 第8.8回の紹介でした。
…
「SteamのModページで触れられたものだけ紹介する」と冒頭で書いたのですが、ヒーロー船の話が唐突に出てきてるので意味がわからないですよね( -_-)
これは8.7回で触れられている要素です。
やっぱり全部紹介したほうがいいのだろうか…( -_-)
今回の内容としては移動速度が向上するとのこと。
個人的にはST:New Horizonsに限らず、ステラリスってとにかく移動にやたらめったら時間がかかるのが最大の問題だと思います。
戦争する時に移動するだけで数年とかどう考えてもテンポ悪いです( ´Д`)
少なくともSTNHの中だけでも速度の要素が改善されるようなので期待したいですね。
それではまた( ✧Д✧) カッ!!