ステラリス 開発者日記 第238回 アセンション、ベータ、その他

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更新情報

2022/1/23:フォーラム内のやりとりを追記


パラドックス社の公式フォーラムに
ステラリスの開発者日記 第238回が掲載されています。

今回は統合力(Unity)に関する再設計を含んだVer3.3のベータテストについてのお知らせとなっています。

以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
※画像等はフォーラムより引用。
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ステラリス 開発者日記 第238回 アセンション、ベータ、その他

今回の担当はステラリス・ゲームデザイナーのEladrinさんです。

冒頭のあいさつ

皆さんこんにちは!

先週私たちはUnity Rework(統合力の再設計)の基本について話しました。
今週はいくつかの機能と発表について話し合います。

準備はいいですか?

惑星アセンション階層

Planetary Ascension Tiers(惑星アセンション階層)はアセンションパークのアンロックと連動している、Unityを利用してコア・ワールドを改善する手段です。
これは通常の帝国においては政府を支持する人々の積極的な意志を表していて、これまで通りに物事を行うために少しだけ余分に与えられる人々の意志を表現しています。
機械帝国やハイブ帝国においては、これはより多くの世界でよく油を塗った機械が効率を得るか、またはドローンの本能が終わりなき訓練でより研ぎ澄まされていくかを表しています。

いずれの場合にせよ、惑星アセンションはその惑星が注力しているものをより良くすることができます。
アセンションパークを3つアンロックすると(この惑星アセンション機能のため実際に消費を行う必要はありません)、各惑星をアセンション層1に昇格させることができます。
これにより発電ワールドにおけるテクノロジー出力や商業リングワールドでの貿易額といった、その惑星で指定されたすべての効果が25%増加します。

団結は強さ

アセンションパークを1つアンロックするごとに、アセンション層の最大値が1増加し、すべてのパークスロットをアンロックすると4層が追加でアンロックされます。これにより惑星を最大10回までアセンションさせることができ、惑星で指定する効果の最大ボーナスは250%となります。

完全にアセンションした10階層の世界。Vi Valamはその防衛の前に破壊されてしまうでしょう。

惑星をアセンションさせるにはUnityが必要ですが、そこにかかるコストは帝国スプロールと帝国全体のアセンション階層の総数に大きく影響されます。
現時点では最初の惑星をアセンション階層2にするのにかかるUnityは、2つの惑星をアセンション階層1にするのと同額と設定されているため、どの惑星を改善するのか、またはすべての惑星を低いアセンション階層にしておくか、最も生産性の高いコアワールドでアセンション階層の高みに到達することに注力するか、などを選択していく必要があります。

私たちはオープンベータテストの期間中、皆さんがどのようにPlanetary Ascension Tiersを使用するのかを注視し、現在のコストと認識されているメリットに関する皆さんからのフィードバックに大変興味をもっています。

現在のところ、惑星アセンション層が失われるのは惑星の所有者が永久に変わるか(単に一時的な占領ではありません)、惑星が放棄された場合のみです。

統合力再設計についての続き

私たちはUnity Rework(統合力再設計)のいくつかの要素を改良し続けています。
先週述べた市民と当局についていくつか変更がありました。

先週からの変更点はCapital Worldsのスプロールボーナスを生産ボーナスに切り替えたことです。
またペナルティからスタートする事はあまり楽しいものではないため、50未満のスプロールは無視されます。

Death Cults(デス・カルト)は、彼らのニーズに合わせて通常の神殿やSacrificial Temple(犠牲の殿堂)を建てることができるようになり、Memorialistの特別な建物のラインがAutochthon Monumentに取って代わることになりました(そしてモニュメントラインではアセンションごとに追加のUnity Perkを獲得するようになっています)。
ハイブもまた、Autochthon Monumentの変種であるSensoriumを利用できるようになります。

何かを感じますか?

一般的な管理者のジョブは政治家に名前が変更され、管理者は官僚、司祭、および帝国を導くその他の統合ジョブのカテゴリー用語となっています。
またThe Bureaucratic Colony Designation(官僚コロニー指定)はAdministrative Center(管理センター)に名称変更され、これらのジョブにも適用されるようになります。

初期のフィードバックでは政治家が生産的であることが不信感を生み出していました。しかし私達は理想郷的な考えを受けて入れています。

官僚主義を減らし管理を強化する

Technocracies(テクノクラシー)やMerchant Guilds(商人ギルド)などの市民は、付随する統合力ボーナスを与えないように変更されました。
テクノクラシーは実際にはかなり変化していますーそれは現在、+1研究オプションを付与し、例えばあなたの科学者の専門研究とするテクノロジー(Expertise:Voidcraftなど)を選択すると知識ボーナスが倍となります。
これによりテクノクラート帝国は、特定の種類のテクノロジーを探しているときにテクノロジーデッキをよりうまく操作することができるようになるはずです。
またこれは狂信的な物質主義者だけに制限されるのではなく、あらゆるレベルの物質主義で可能となります。

テクノクラシーは特定の技術を探す場合、研究デッキを操作することに秀でています

私達はまたカルチャーワーカーがいなくなったことについても皆さんからご意見をいただいています。
美しい表計算ソフトよりもクリエイティブなアートを好む方々のために、彼らが戻ってこられるような良い場所を見つけられるかどうか検討したいと思います。
オープンβテストでは、Ministry of Culture and Artisans(文化・職人省)が彼らを供給しますが、他に良い場所がないかもう一度建物について精査する予定です。

死のためのジョブ…

カストディアン・チームには、ゲームディレクターから直接送られてくる指示、ゲームを向上させると彼らが考えている品質改善点の変更、そして彼らが支持したいと思っているコミュニティからのリクエストに取り組む権限があります。
また私たちが「Passion Projects」と呼んでいるものを、単にやりたいことのために売り込む権利もあります。

そのうちの一つが、Ver3.3パッチのPermanent Employment(永続雇用)メガコープとして誕生しました。

そういえば採用があります!


管理人補足上の画像の注釈文にリンクが貼ってあるのですが仕様で貼れないので以下に貼っておきます。要はParadox社の求人情報のようです。


Reanimators(蘇生者)のメガコープの変種であるこの市民はPosthumous Employment Centers(死後雇用センター)の建設を可能にするだけでなく、元のReanimatorがLemアップデートの際に獲得した、リヴァイアサンを再アニメートする能力も持っています。

死後雇用センターでは意識を失った死体が新たな目的を見つけ、借金を返済する新たな機会を見つけることができます。
P.E.C.(管理人注:先述のPosthumous Employment Centersのことだと思われます。)のReassigner(再割当て者)というジョブは、有機体ポップの組み立て…まあ…Zombies(ゾンビ)です…を提供します。

彼らにとって残念なことに、契約を完遂することは不可能です。

契約ゾンビ。脳みそをよこせ!

ゾンビはリーダーを生み出すことができず、幸福度を持たず、不妊であり、労働者層の仕事しかできません…しかし明るい面もあり、彼らには維持費がなく、これ以上の昇給は求めません。

他にも面白い相互作用がいくつかありますので、ゲームプレイ中にご自身で見つけてください。

お知らせその1

お伝えしたかった近日中のイベントです…

DEV CLASH! DEV CLASH! DEV CLASH!​

お知らせその2

オープンベータについてですがUnityに関するオープンベータはこれから実施する予定です。要チェックです。


3.3 Unity Open Betaはオプションのベータパッチであることに注意してください。アクセスするには手動でオプトインする必要があります。
Steamライブラリに移動しStellarisを右クリック→プロパティ→betasタブ→”stellaris_test” branchの順に選択します。


すでにベータテストをアップしています。今すぐ遊んでみてください!
Unityのオープンベータは(すべてが計画通りに進めば)2022年2月3日まで実施され、3.3 Custodianリリースである”Libra”に関する内容の秘密のプレビューも含まれています。

カストディアン・イニシアチブが始まったことで以前よりも頻繁にゲームリリースを行うようになったため、Ver3.3リリースではパッチを(これまでのSF作家名から)星座名に変更し、遺族との交渉に関わる(時には大きな)負担を軽減しています。

管理人注:以下Ver3.3のパッチノートがありますが省略します。
見たい方は元サイトで御覧ください。

この版はまだ活発な開発ブランチであるため、オープンベータにはスパイシーさを保つための既知の問題がいくつかあります。
新しいテキストのローカライズは現在は英語でしか利用できず、まだ部分的にしか実装されていないものや、プレースホルダに報酬を与えるものもあります。
変更点が多いため3.3 Unity Open Betaは既存のセーブセットと互換性のあるゲームをセーブすることはできません。
また最終的なVer3.3 “Libra”のリリース版とは互換性がある場合とない場合があります。

管理人注:以下3.3ベータテストにおける既知の問題リストがありますが省略します。
見たい方は元サイトで御覧ください。

すべてのオープンベータのフィードバックをこのスレッドに残し、バグレポートフォーラムでバグを報告してください。感謝します!

楽しんでください。また来週お会いしましょう。
来週は@Caligula Caesarが、Ver3.3で追加される新しい改造テクニックを説明します。


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介。

Q:この(連邦の)拡張要素にはFederations DLCが必要なのか?

A:はい。連邦に関する要素にはFederations DLCが必要です。


Q:単一種/単一文化の帝国はそれらが複数の帝国よりも団結するのか?

A:現在それに関するメカニズムはありません。しかし異星人嫌いの布告を使うのは興味深いことになるでしょう。


Q:オープンベータテストの実行中に実績を解除できるのか?

A:そうなるはずです。


Q:生息地のアップグレードに従来どおり影響力ポイントを使用するのはなぜか?
Unityのコストがかかることの方がより理にかなっている(そしてより一貫している)のではないか?

A:輸送や生活空間に関することは従来どおり影響力のままです。


今回は以上です。

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第238回の紹介でした。

3.3に向けてのベータテストが始まるとのこと。
興味のある方は参加してみてはどうでしょうか。
ただ不具合もありますので心配な方は様子見でも良いかと思います。

最近忙しく、なかなか時間が取れません。
文中に誤字脱字等あると思いますがまた後日改めて修正します。
それではm(_ _)m