ステラリス 開発者日記 第262回 リングワールド、聖遺物、遺跡等々

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更新情報

2022/8/29 フォーラム内のやりとりを追記


パラドックス社の公式フォーラムにステラリスの開発者日記 第262回が掲載されています。

今回はVer3.5 “Fornax”アップデートでゲームに追加される様々な要素について紹介されています。

以下パラドックスフォーラムの内容を意訳したものとなります。
※画像等はフォーラムより引用。
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ステラリス 開発者日記 第262回

今回の担当はStellarisゲームディレクターのEladrinさんです。

冒頭の挨拶

またまた、こんにちは!

今週はStellaris Ver3.5 “Fornax”のリリースに向けて、さらにいろいろなことをご紹介します。

アウトライナーのメガストラクチャー

Fornaxアップデートで導入される機能の1つに、PC版で長い間求められていた機能があります。
アウトライナーのメガストラクチャーセクションです。

ここに示されているように、アウトライナーのメガストラクチャーセクションには、自帝国領域内のメガストラクチャーがすべてリストアップされ、破壊されたものやゲートウェイサイトも含まれます(ただし、あまりにも煩雑になるため完成したゲートウェイはリストアップされません)。

これでもうゲートウェイサイトやセントリーアレイをどこに置いたかわからなくなることはないでしょう。

アクセシビリティの改善

私たちは夏の前にいくつかのアクセシビリティの改善目標について話しましたが、そのうちのいくつかはFornaxで実装されます。

(ステラリスのゲーム内設定で)マウスのサイドボタンモード(Mouse Side Button Mode)を有効にすると、Mouse 4とMouse 5ボタンでゲームの一時停止状態と銀河/システムビューを切り替えることができます。

Page UpとPage Downでもカメラのズームレベルを調整できるようになりました。

その他のアクセシビリティ改善プロジェクトは、今後のアップデートに向けて作業進行中です。
Ver3.6 “Orion”アップデートに備えて、年内にオープンベータ版を公開したいと考えています。

ゴールデンティヤンキのステータス

キャラバンサリーキャラバン連合は、最も忠実なパトロンにゴールデンティヤンキのステータスを与えるようになりました。
十分な数の聖遺物を購入された方には、好きなだけ直接クレジットで購入できるという栄誉が与えられ、最高の顧客にはクールダウンがなくなります。

ガラトロンが待っています、幸運を!

(これにより、関連するいくつかの実績を獲得する際の負担が大幅に軽減されるはずです。しかし、最終的にはかなり高価な支払いになります。)

その他の実績

先週に引き続き、Fornaxアップデート用に計画している、新しい種族パック用実績の残りの部分を以下に示します。


Aquatics

Holy Water – 没落帝国の聖域を水浸しにする。
(管理人補足 支配するという意味合いかと思われます。)

There Be Dragons – 自分の母星系に少なくとも13体のドラゴンを所有する


Necroids

With Great Power – ネクロファージとして、危機を打開するまではFTL以前の段階の文明を侵略しない、もしくはFTL以前の世界の周辺に少なくとも10の観測ステーションを保有する。

Recent History – メモリアリスト帝国としてプレイし、ゲーム開始時に墓地ではなかった5つの墓地の世界に銀河記念館を設置する。


Lithoids

Room for Desert – 別の帝国にある砂漠の母星を利用する。

Can You Smell What the Lithoids are Cooking? – リソイド帝国として、別のリソイド種のポップを家畜として維持するか、それらを処理します。


Plantoids

Growing Like Weeds – クローン軍の起源を持たない種族でスタートして、自国の首都で最低でも10体/月の基本的な有機ポップの出現を達成する。

Tend the Garden – Wenkwort Artemの管理人となり、レンジャー・ロッジとすべてのオリジナルのタイルブロッカーが存在するリゾートワールドを設定する。


Humanoids

Directive 67 – クローン兵士の帝国として、精神主義の没落帝国を銀河共同体の危機として非難し、彼らの最後の惑星を爆破することなく彼らを破壊する。
(私たちは精神主義の没落帝国に対してとても意地悪です!)

Destroy the People of Earth! – 人類連邦としてスタートし、共生頭脳を持つ人類の地球連邦を、彼らの最後の惑星を爆破することなく破壊する。


また、Synthetic Dawn DLCにもう一つ追加しました。

Machine Supremacy – マシンの蜂起でゲームに勝利する。


それでは遺物についての最新情報をlggyから伝えてもらいます。

遺物のアップデート

みなさんこんにちは!Iggyです。
夏の早い時期に行ったコラボレーションの成果をお見せするために戻ってきました。まずは手付かずの遺物に対するフィードバックを見直しましたので、フレーバーが高められ、問題点の少ない、いくつかの遺物をお楽しみください。

Khan’s Throne(カーンの玉座)から Satrapy Subject Presetを使用できるようになり、対象から艦隊許容量を引き出すことができるようになりました。

またDefragmentorは今後、ロボット以外の帝国でも使えるようになり、すべての雇用建物と地区に10%のエネルギー維持コスト削減効果を与えます。

そして最後にHead of Zarqlanは現在、精神主義の倫理的魅力がアクティブにロックされており、艦隊サイズはアクティブ化に応じて増加し、5回の使用後に最大になります。
また要望により、Head of Zarqlanは25%の確率でプレイヤーではなくAIに発生するようになり、AIが聖遺物を所有すると聖なる世界を植民地化するようになりました。

既にバランス調整されている遺物のさらなる変更:

  • Psionic Archiveにより、ゲシュタルト帝国はサイオニック理論を見つけることができ、ズィロマイニングへのアクセスが許可されます。
  • Brood Queenは今後、使用ごとにスワームタイプの兵器(ミサイルとストライク・クラフト)にスタッキングエンパイア修飾値を与え、使用時にキャリア変種を生成します。
  • Pox Sampleは、あなたが生物学のテクノロジーを発見する可能性を高めるでしょう。
  • Omnicodexは、もしあなたがロボット帝国であれば、非ロボット帝国と+25の関係を与えるようになりました。
  • Reality Perforatorのアクティブ効果が1~5年ではなく2~5年持続するようになりました。

その他の変更点については開発日記 #259を参照してください。

次週予告とPDXCon​

来週はここストックホルムのMünchenbryggerietでPDXConが開催されますが、Fornaxアップデートで発表されるコンテンツの一部を紹介する開発日記を掲載する予定です。
会場では実際にFornax版を起動し、Stellaris Q&Aパネルで観衆からの質問を受け付け、小さなワークショップで夏の実験の成果を発表する予定です。

お近くの方はまだチケットが少し残っています。

また来週!


以上

フォーラム内のやり取り(Q&A)

フォーラム内のやり取りで気になったものを紹介(全てを紹介するものではありません)。

Q:レンジャーロッジは帝国が環境保護主義帝国の家臣となり、その環境保護主義帝国がレンジャーロッジを建設してくれることを期待しなければならないのか?

A:環境保護主義の市民とともにプレイヤー帝国としてこれを達成(建設)することも出来ます。Fornaxアップデートにて自分の支配域に建設できるRanger Lodgeの建物を追加します。


Q:(レンジャーロッジのように)今後はより多くの市民固有の建物が登場することを示唆しているのか。

A:いいえ。これは元々Cepheusアップデートで登場する予定でしたが上手くいきませんでした。 カストディアン・モデルの良いところは、問題が発生したときでも次のリリースに引き継ぎできることです。


Q:以前、スパイ活動のバランスを再考すると言ったのはどうなったのか

A:スパイ活動についての計画はありますが、いつ行うかはまだ明言していません。なおFornaxアップデートには含まれていません。


Q:マウスボタン割り当ては良いと思います。
が、アクセシビリティのためにキーボードボタン割り当てのカスタマイズが必要です。
現行のキーマッピングされたものはめったに使用しないパネルを開き、より頻繁に使用される他のパネルが無視されています。

少なくともファンクションキーの変更を許可する必要があります。

A:ゲーム開発の後半において、完全に動的なキーの再割り当てを行うことは出来ません。
サイドバーを再編成してより使用頻度の高いものにアクセスしやすくする事の検討は始まっています。
もし良ければ、既存のホットキーを改善できる箇所を気軽に提案してみてください。


Q:ハイパーリレーネットワークで予定されているアクセシビリティの変更はありますか?色盲の人には非常に見にくいです。

A:私はそのようなフィードバックを受け取り、ハイパーリレーネットワークの周りにいくつかの光の粒子を追加するなどのアイデアを思いつきました.
色覚異常に関して私が得たフィードバックのもう 1 つのポイントは、銀河の中心がアイコンとそれに近いテキストに与える影響です。
これらの問題について私が何かできるかどうかは、アクセシビリティに取り組むためにどれだけの時間を確保できるかにかかっています。


Q:ゲーム全体をコンソールUIにスワップできる機能が欲しい。
Steam DeckでStellarisをそのままプレイするには多少の試行錯誤が必要ですが、コンソールUIを使用する事でゲーム体験が大幅に向上するでしょう。

A:コンソールゲームは別バージョンです。
コンソールバージョンが使用するUIコードはPCバージョンには存在せず、その逆も同様であり、サポートシステム(入力、選択、UIの状態など)も存在しません。
残念ながらPCでコンソールUIをサポートするのは大変な仕事になります。


今回は以上とします。

他にも様々な意見があり、UIについての不満や改善を期待する声が今回はとても多かったのが印象的でした。

StellarisのUIはもうリリースから6年経って、さすがに古さや使いにくさがあるのもまた事実だと思います。かと言って今から大幅にUIを作り直すのは難しいようです。
開発陣もUIに関しては今後可能な範囲で改善を行っていくようですので、そこに期待したいですね。

感想・まとめ

以上、Stellaris 開発者日記 第262回の紹介でした。

今週も引き続き、Fornaxアップデートで実装される内容の紹介でした。
肝心のアップデートがいつ来るかはPDXConで発表されるのではないでしょうか。
期待して待ちたいですね。

それでは( ✧Д✧) カッ!!