ステラリスにスタートレックの世界をもたらすMod、
ST:New Horizonsの開発者日記、第4回目を紹介してみたいと思います。
今回はクリンゴンの戦闘艦、バード・オブ・プレイに関する内容のようです。
※今回も管理人のチェックが漏れていて紹介が少し遅くなってしまいました( -_-)
ただ、周期のようなものはちょっとずつ分かってきたような・・・。
ST:New Horizonsの紹介はこちら。
ST:New Horizons開発者日記 第4回 多くの種類のバード・オブ・プレイ 2018/9/16
冒頭の挨拶と日記の概要
こんにちは皆さん。ST:New Horizons開発陣のバランスリーダーHarelです。
今回はもう一度、ST:New Horizonsの船の話題について話したいと思っています。
今後は船以外の話題についても触れることをお約束します・・・。が、今日の所はとても注目すべきトピックがあります。
今回はクリンゴンとロミュランの船について具体的に話したいと思います。
簡単な歴史
以前の開発者日記で紹介したように、惑星連邦の船を新しく作り直した際に、個々の船のクラスに革新的なデザインコンセプトを導入しました。
戦艦やクルーザーといったクラスを使用する代わりに、全ての種族に共通の設定とコンポーネントを使用できるようになりました。
それぞれのクラスは特定の宇宙艦クラスに合わせて作成されることになります。
次のアップデートではクリンゴンとロミュランの両方にもこれらを適用するように拡張するつもりです。
どちらの種も他の種の典型的な世代、クラスに沿ったシステムを保たず、惑星連邦の様に個々の船種クラスを使うようになります。
これらの船は惑星連邦と同じく、世代が進めば技術的に時代遅れになります。そのような船は退役させるか、あるいは歴史博物館の整備士を通じて再導入させることもできます。
惑星連邦の船と同じく、クリンゴン、ロミュランの船もアーキタイプに分類されます。
これら2つの帝国はお互いに、あるいは惑星連邦とは似ていない独自のアーキタイプがあります。
今回の開発者日記ではこれらのアーキタイプについての詳細とそのバックグラウンドにあるバランス作業について少し詳しく紹介します。
クリンゴン帝国
あなたが期待しているようにクリンゴン船は全て攻撃的です。
特にゲームの初期段階ではクリンゴンはより小型で安価な船を所有しているにも関わらず、火力において優位性を持っています。
クリンゴンの特性として全ての船舶のコスト(船の宇宙軍許容コストに反映される)を軽減するよう改造される予定です。
またこれは必ずしも真実とは限らないかもしれませんが、クリンゴンは他の種族よりも遥かに多くテストされた真のデザインに依っている傾向があります。
彼らの船は長時間使用することを意図されており、他の種族に比べるとテクノロジー限界の影響をそれほど厳密には受けません。
このことにはコストを伴います。
つまりクリンゴンの船は他の種族の船よりも装甲が弱く、装甲やシールドに頼った戦闘は行なえません。
また他の種族の船舶設計に比べてユーティリティが少なくなり、船の専門化やカスタマイズが難しくなります。
クリンゴン帝国のアーキタイプ
バード・オブ・プレイ(及びガンボート)
クリンゴン艦隊の基本的なフリゲートまたはコルベットはバード・オブ・プレイになります。それらはより強力な船であり高性能なスラスターとスピード関連のユーティリティおよびボーナスを備えています。
これらの船は回避と速度にボーナスを得ます。
ガンボート(砲艦)はローカルなクリンゴンの居住船であり、上陸部隊、守備隊が使用するバード・オブ・プレイより小さな変種の船です。
ガンボートを直接建造することはできませんが、これは新規導入されるとてもエキサイティングなクリンゴンのメカニックの重要な要素となります。
ラプター
バード・オブ・プレイが重フリゲート艦であるならば、ラプターはより重い駆逐艦と言えます。
このタイプは、小さな船には多くの砲門を搭載できないという他の種族における船の原則を外れ、砲門を多搭載した「タンク型」のアーキテクトとなっています。
クリンゴン・ラプターはピケットセンサー、ポイントディフェンス、特大のワープコア(スネア・オーラ有り)を備え、純粋に空間有利に方向性を振ったアーキテクトです。
レイダー
クリンゴンの残酷で攻撃的な傾向は、レイダーによってより際立ちます。ゲーム終盤ではほとんどの種がレイダーに相当する船を保有しますが、クリンゴンのレイダーは非常に早期に獲得でき、余剰戦術ユーティリティ、新型魚雷、ショートレンジの「ブリッツァーセンサー」を備えています。
レイダーはプロトタイプの遮蔽装置(ヴォイジャーに似ている)を備えており、敵に対して驚異的な船体ダメージを与えることができます。
バトルクルーザー
クリンゴンのバトルクルーザーは、他の種族ではこのクラスにクルーザーを利用するのとは異なり、クリンゴンにとってはメインのシップクラスとなります。つまり、維持費が非常に安価となっています。
バトルクルーザーは多彩で、エンジニアリング・ユーティリティを追加するだけでなく、最新魚雷、デバフ・オーラ、戦闘機、スナイパーセンサーをサポートします。
これらから得られる結果は非常に致命的なコンボとなるでしょう。
こういった理由からクリンゴンでは他のクラスのアーキテクトをバトルクルーザーに置き換えていて、テクノロジーレンジは非常に狭くなっています。
戦艦
クリンゴン人は小型で軽い船を好むので他の種族が好むような10億トンクラスの船を作るまでには非常に時間がかかります。
その結果、戦艦はクリンゴンにとってはとても高価な船となっていますが、一方で非常に強力です。
戦艦はサポートオーラを持つ数少ない船種の1つであり、膨大な攻撃力を持ち、戦闘機を搭載し、強大なスピナルマウント兵器を搭載しています。
またスカーミッシュ・センサーによりクリンゴンにとっては非常に耐久力のある船となりますが、それには追加のAUXスロットが必要となります。
フラグシップ
最後にクリンゴンは1マイル以上ある巨大な船に乗ることができ、これは彼らにとって最も成功した特大船のバージョン、Negh’varと呼ばれます。
この新しいクラス(Jeh’jhong)は高価ですが、大部分の種族によって建造可能な他のどの船よりも致命的な存在です。
フラグシップには多くの防衛手段があり、多数のスピナルマウント兵器を取り付けることができます。また制空権を抑えるためポイントディフェンスも搭載しています。
ロミュラン・シミターのような高度に洗練された兵器を備えることはできませんが、典型的な戦闘においては、戦力を持て余すほどの力を発揮します。
ロミュラン帝国
ロミュラン船の設計は容易ではありませんでした。
ロミュラン船についての正式な情報はほとんどなく、クリンゴンよりも少ないロミュラン船のクラスが採用されることとされました。
原則としてロミュランの船は高度に専門的であり、ユニークなものとしました。決して標準的な紋切り型のものではないように意図して設計しています。
彼らのシップ・デザインのほとんどは、他のクラスと似通っていません。
すべてのロミュラン船には大規模なシールドがあり、船のサイズは他の種族の同クラスの船と比べてかなり大きい傾向があります。
ロミュラン帝国のアーキタイプ
バード・オブ・プレイ
ロミュラン・バード・オブ・プレイはクリンゴンのようなものではありません。
クリンゴンはより強力な船体と武器をもっていますが、ロミュラン・バード・オブ・プレイは追加のユーティリティ、ポイントディフェンス、ピケットセンサーを備えたスマートな船です。
ただし、この船は比較的高価であり虚弱ですので注意してください。
インターセプター
ロミュランのデザインは独特で、短距離ブリッツァーセンサーと超大型スピナルマウント兵器に非常に早期にアクセスできます。
特大のスラスターによりインターセプターは一種の移動式砲兵となり、その一方で搭載されたスネアオーラとポイントディフェンス兵器により、小型の敵艦をあしらうことができます。
ウォーバード
クリンゴンと同様、ロミュランのメインラインは巡洋艦よりも戦闘巡洋艦に似ています。
ウォーバードにはエキゾチック魚雷、追加の戦術ユーティリティ、スナイパーセンサーのサポートなど、戦闘巡洋艦としての典型的なツールが全て付属しています。
追加の強力なワープコア(ロミュランの場合は特異点コア)を得ることで、離れた場所から敵のシールドを破壊することに特化した、非常に危険な船を作ることもできます。
スターバード
ロミュランの「クルーザー」、すなわち「タンク」船は、ロミュランにとっては典型的ではない船です。
他の船のデザインとは異なり、スターバードは特大のシールドを持っていませんが、代わりに装甲(そして容易に敵の装甲を破壊する武器)を搭載しています。
デバフ・オーラ、スカーミッシュ・センサー、その他のエンジニアリングユーティリティは、ロミュラン・スターバードに更に追加の力を与えます。
戦艦
ロミュランはゲーム内のどの他の種族に比べても早く、サポートオーラを備えた戦艦を作ることができます。
装甲と耐久力は低いですが、これらの船には戦闘機や強力な魚雷のサポートだけではなく、多くのユーティリティが付属しています。
ソード
ロミュランのソード級アーキタイプの中で唯一のものが、ドレッドノート級のシミタークラスです。
これは銀河の中で最も恐ろしい船種クラスの1つであり、強力なシールド、遮蔽装置、リアクター、スピナルマウント兵器などあらゆる種類のユニークなテクノロジーを装備しています。
他には何が?
オリジナルシリーズに深い情熱を持っていたトレッキーは、ロミュランとクリンゴンが時には技術やいくつかの船の設計を共有していることを知っています。
クリンゴンはロミュランとの共同開発ベンチャーの助けを借りることで、追加のシップクラスを得ることができます。
一方ロミュランはクリンゴンに船を与える代わりに、彼らが持つ非公開の独自のテクノロジーにアクセスする事が可能です。
これらのことはもちろん、2つの帝国が良好な関係にある場合にのみ起こります。
クリンゴンの激しい気質とロミュランの計算高い性質を考えると、それほど簡単ではないかもしれません!
以上
感想・まとめ
ST:New Horizons 開発者日記 第4回の紹介でした。
クリンゴンとロミュランの船のクラスについての紹介でした。
クリンゴン、ロミュランともに最上位クラスの船はとんでもない破壊力を持ってそうですね。
使うのが楽しみでワクワクします(・∀・)
一方、ロミュランの船のクラスが少ないのはこれはもう仕方のないことだと思います。
作中でもなかなか出てきませんしねえ(´・_・`)
それではまた( ✧Д✧) カッ!!